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内容説明
今さら誰にも聞けない原発と電力の基礎知識を学ぶ。誤解・勘違いを解く基礎知識。
目次
第1章 日本の電力事情と電力会社のしくみ(電力会社の組織;10電力体制;卸電力会社・電源開発 ほか)
第2章 日本の原子力発電の仕組みと危険性(原子力;ウラン;原子力発電 ほか)
第3章 次世代クリーンエネルギーの実現性(地球温暖化;温暖化と二酸化炭素;温室効果ガスの排出削減目標 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolflat
2
日本の電力事情と電力会社、放射線、原発の仕組みなど、基本が抑えられている。本当に基本的な事しか書かれていないため、少々物足りない。個人的に気になったのはアンバンドリングだ。アンバンドリングとは、それまで電力会社が一括していた発電部門を送電部門を分ける事だ。この制度のメリットは、それまで電力会社が否定していた送配電部門を独立させる事によって、PPS(特定規模電気事業者)や卸発電事業者が容易に参入する事ができる点だ。デメリットは、発電、卸売の過当競争が起これば、共倒れになりかねず、電力の供給が危うくなる点だ。2014/03/05
Honesty
2
原発と電力についての基礎知識が書かれた本。割と中立な立場から書かれていて、メッセージ性はうすかった。この本から個別により専門的に問題を掘り下げていくのがよいだろう。原発は「トイレなきマンション」使用済み核燃料の長期間にわたる冷却保存が最大の課題。他人ごとではないだろう。我々の便利な生活の代償として、何百年、何千年単位で危険な燃料を管理していく必要があるのだと認識。京都大学の原子力研究家で反原発運動を展開している小出章裕氏の本を読んでみようと思う。2011/09/04
Satoru Moriaki
1
基礎知識なくして考えることが出来ないテーマゆえ、この手の本は自分のような常に勉強不足の身には非常に有り難い。2014/08/09
あなたの弟
1
流しながらよんでみた。分かりやすくまとまってると思う。★22014/02/13
dani
1
タイトル通り2時間程度で読める基礎知識を得るための本でした。個人的には現実路線で原発もアリの考えでした。が、原子力は「トイレのないマンション」と呼ばれ、毎年1000トンの使用済み核燃料が生まれ、それ以外の低レベル廃棄物もほとんどはドラム缶で保管していてその貯蔵場所が尽きつつある、、、とゴミ問題だけで震災の有無に関係なく、遅かれ早かれ原発は破綻していたのではと思ってしまった。その頃には処理技術が実用化されているはず、と思っていたのかなぁ。ま、その気持ちも分からないでもない。問題は先送りしちゃうんだなぁ。。。2012/02/28