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内容説明
田中角栄、三島由紀夫からゲバラ、司馬遼太郎まで、古今東西、右も左も語り尽くす、予定調和なしの必読・人物列伝。
目次
第1章 田中角栄
第2章 毛沢東
第3章 三島由紀夫
第4章 チェ・ゲバラ
第5章 ジョン・F.ケネディ
第6章 親鸞
第7章 司馬遼太郎と松本清張
第8章 マイケル・サンデル(特別収録)
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒、同大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。横浜国立大学助教授、東京大学教授を経て、評論家。雑誌「表現者」顧問をつとめる
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済雑誌編集長を経て82年に独立。現在、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきん
28
西部センセが軽く仕掛けるけど佐高氏は、のらないから議論でぶつかる展開にならないか。サンデルは、何か理解できなかったが、リバタリアンな世界に染まりきっていると個人とか人権とかまでに疑問を抱かないということか。北海道の仏教進出の話はとても興味深かった。西本願寺よりも東本願寺の方が資金余力があったようだ。親鸞の無と日蓮の有の実践の解説もわかりやすい。司馬氏は確かに影を見せない作品が多いかも。サンデルのいかがわしさは、個人や自由主義が当たり前なアメリカの中で議論する上で致し方ないかもしれない。2022/03/13
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
10
朝日ニュースターで放送された対談番組の書籍化。題名だけ見ると何の本か判りかねるが、田中角栄、毛沢東、三島由紀夫、ゲバラ、ケネディ、親鸞、司馬遼太郎&松本清張、マイケル・サンデルを語り合ったもの。親鸞以外は近現代の人物なので二人の思い出も絡む。さほど期待せずに読んだが割と良い。佐高信がいるから司馬さんはこてんぱん。ゲバラはキューバでさほど好かれてなかったという話は興味深い。まあそんなもんだろ(笑)。2013/02/21
hayatama
5
陳腐とは思いながら、誰もが言うよね。「異色の組み合わせ」。でも、息のあった噛み合ったところが不思議と違和感がない。西部センセは、本はやたらに晦渋なところがあるけれど、語らせると非常に魅力的ですなぁ。いやはや、楽しんであっという間に読破してしまいました。あたし的には、田中角栄論が一番面白かったです。2011/05/20
マウンテンゴリラ
2
対談の内容については、親鸞やサンデルといった時空を超えて話題となっている人物に対し、両者の知識と個性が発揮された評論となっており、それなりに楽しむことができた。しかし、個人的には共著者の一人である佐高信氏について、かつて自著において対談相手の西部すすむ氏に対して、理論的な反駁ではなく、人格批判ともとれる様な言論人にあるまじき罵りに近い言葉での批判を浴びせていたことを思い出した。思想的に転向あるいは個人に対する評価を変えることは問題ないとしても、評論家としてここまで過去の言論に対して無責任であってよいものか2011/07/11
hayatama
1
全学連世代の西部先生と全共闘世代の内田先生の対談を見てみたいような気がした。話合うかな、それともムチャクチャになるかな?それも含めて興味ある。まぁ、実現はムリかな2016/06/23