- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 角川oneテーマ21
内容説明
一見すると輝かしい経歴の転職志望者、その能力はホンモノか―?“見える化”とコスト管理の徹底で安易な「即戦力」依存と「なんとなく採用」をいち早く脱した企業と組織だけが2010年代を勝ち抜ける。賃金デフレ時代を生き残る人材の新条件。
目次
第1章 「即戦力」幻想が会社を潰す!(採用にコスト管理は馴染まない?;「即戦力」には賞味期限がある ほか)
第2章 人材の“見える化”が人事を成長戦略にする(「人材ポートフォリオ」で人的資源を有効に;組織に必要な縦軸と横軸をつくる ほか)
第3章 「伸びる即戦力」はこうして見抜く(「未経験者採用」に目をつける;「他責体質」と「名ばかりリーダー」は要注意 ほか)
第4章 組織を強くする「ワーク・ライフ・バランス」(誤解されたワーク・ライフ・バランス;ハンディへの理解が自社の文化になる ほか)
第5章 人材市場の二〇一〇年代を勝ち抜けるか(賃金デフレ時代がやってきた;「賃金は毎年上がる」と信じられた時代 ほか)
著者等紹介
樋口弘和[ヒグチヒロカズ]
1958年、東京都生まれ。トライアンフ代表取締役。早稲田大学卒業。日本ヒューレット・パッカードで約20年間人事部門に勤務したのち、98年、人事・採用業務のコンサルティングとアウトソーシングをおこなう株式会社トライアンフを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
83
「やりたい仕事」と「やらなければならない仕事」についての言及は某薬学系学会誌の巻頭コラムに「夢を叶えるための努力には、やりたい事だけの中だけではなく、やらなければならない事の中にも含まれている」という旨のことが述べられていました。やっぱり原則は同じですね。2016/12/11
ehirano1
67
なるほど、これは開口健が著作でよく引用する「何かを得るには何かを捨てなければならない」というトレードオフというのが内在的論理なんだなと思いました。2023/01/21
ehirano1
53
再読。「伸びる即戦力」はこうして見抜くの項(p116)からは具体的な記載がされていたので大変参考になりました。なんとかして身に着けようと思います。2017/04/15
けぴ
21
面接で優秀な人材か見分けるポイント(P116)高度成長期は「素直さ」「学歴」「面接官の好み」。現代社会は「素直さ」「思考のやわらかさ」「情熱」。正解を摸索して仕事をする世の中なので自分で考えて解決する力が大切ということでした。2018/07/28
ヒダン
15
中途採用、転職の危険性と人材育成について。転職≒他責思考。必要な技能を持つ人を採る欠員補充では伸びしろに期待してはいけない。技術革新などで将来不要になるリスクがある。こう思って企業は中途採用に臨むので下手な転職をするとまた3年後に居心地が悪くなる。著者が本当に優秀な人材を見極める3つのポイントは「性格の素直さ」「思考の柔らかさ」「情熱(ハート)」。素直さは成長力、柔らかさは適応力につながる。それぞれ「あなたを一番知る人がこっそり欠点を教えるとしたら」「苦労した理不尽な経験」「行動に結びつくか」で評価する。2015/09/28
-
- 和書
- 刑務官 新潮文庫