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内容説明
歓喜の大統領就任後2年。アメリカの世論はどのように変わったのか?何が大統領を追いつめたのか?アメリカが望んだリーダーの姿とは。
目次
第1章 オバマの苦悩(人種的アイデンティティの追求;オバマたたき ほか)
第2章 反オバマのティー・パーティー運動(キング牧師を利用する保守派の集会;ティー・パーティー運動の始まり ほか)
第3章 難産だった医療保険制度改革(アメリカにはなぜ皆保険がないのか;成立に執念を燃やしたオバマ ほか)
第4章 オバマの希望と不安(核のない世界を目指して;オバマは歴史に残る大統領になれるか ほか)
著者等紹介
上坂昇[コウサカノボル]
1942年、東京生まれ。東京外国語大学卒業後、時事通信社、小学館、在日アメリカ大使館勤務を経て、桜美林大学教授。専門はアメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Honesty
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史上初のアメリカ黒人大統領となったオバマの2年間の政治運営に対して考察した本。日本や欧米諸国で当たり前の国民皆保険制度がなぜアメリカでは不人気なのかがわかった。複雑な人種問題、フロンティア精神に基づく自己責任、歴史的に小さな政府などアメリカ特有の事情が大きな要因であり、今のアメリカの政治情勢を知る上ではうってつけの本であった。個人的にはティーパーティ運動と中間選挙の関係や、レーガン大統領=テフロン大統領、オバマ=ベルクロ大統領のところが一番興味深かった。 2011/04/05
プレイン
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世界中の注目を集め就任したオバマ大統領だが中間選挙では大敗。史上初の黒人大統領を人種という観点から考察している。日本では人種差別や人種偏見などピンときにくい所もあり非常に興味深く読めた。2010/12/19
メロン泥棒
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人々の希望を一身に受け選出されたオバマ大統領だが、成果を出せないオバマに人々は失望し中間選挙では大敗した。オバマに反対するティーパーティーや目玉政策でありながら評判の悪い国民皆保険など、オバマの2年間を点検する。著者は議会の賛同が得られないまま強引に政策を進めたことに問題があると分析し、その影には人種問題があると述べているが人種の問題がそこまで影響を与えているのだろうか。また、些細なことでも批判され、ミスがすぐに失点になりやすい「ベルクロ」タイプの政治家であることも意外と大きな問題かもしれない。2010/12/15
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