角川oneテーマ21<br> ねぶた祭―“ねぶたバカ”たちの祭典

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角川oneテーマ21
ねぶた祭―“ねぶたバカ”たちの祭典

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047102453
  • NDC分類 386.121
  • Cコード C0295

内容説明

人出は300万人、経済効果238億円の大イベント、市民による市民のための“神様のいない祭”、大英博物館が認めた芸術性の凄さ―制作秘話から楽しみ方まで日本が誇る“光の祭典”を紹介。

目次

第1章 「ねぶた」とは何か―熱く燃える芸術作品(神様のいない祭;青森ねぶた祭のめざす道 ほか)
第2章 「ねぶた」を造る―ねぶた師の創意工夫(ねぶたを造る工程;題材を決める ほか)
第3章 「ねぶたバカ」たちの活躍―ねぶたを支える人々(ねぶた師の面構え;囃子方は厳しく楽しく ほか)
第4章 「ねぶた祭」を実況中継―街全体が熱く燃える!(前夜祭に遠く花火を見る;場所取り合戦 ほか)
第5章 「ねぶた祭」を楽しむ―オススメの見方(見る場所のポイント;お気に入りのねぶたで跳ねてみる ほか)

著者等紹介

河合清子[カワイセイコ]
1970年、愛知県豊橋市生まれ。大阪大学文学部日本文化学科卒業。大手出版社で書籍・情報誌の編集業務に従事。現在はノンフィクション作家として活躍。地域密着の多くの記事を執筆し、「花祭り」を伝える愛知県豊根村を拠点に旅行雑誌「旅の手帖」「ジパング倶楽部」や地元誌「そう」などで活躍している。全国各地の祭に足を運び、一方で青森ねぶた祭の取材は10年来続け、その魅力を紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワダマコト

4
青森ねぶた祭は、祭そのものにスポットが当たっても、その制作者である匠「ねぶた師」が話題に上ることは少ない。祭では何百万人もの動員数が毎年見込まれているが、そこで動く金の大きさに比べ、制作者側へのリターンは少ない。金銭的な事情から、二束のわらじを履かざるを得ない師が多く存在する。祭そのもの、そして青森県の発展のためにも、ねぶた師がねぶたの製作に集中できる環境が整うことを願わんばかりである。2013/06/01

tsubomi

3
202209.20-10.15:ねぶた祭を創る多様な人々と祭の仕組みを丁寧に紹介した一冊。ねぶた師、囃子方、運営係、跳人・化人、観客などなど。ねぶた祭の歴史や昔の素朴な祭の雰囲気などにも言及していますし、未体験者が祭を疑似体験できるように時系列で誌上実況している部分などは、青森に来たことがない人もだいたいの雰囲気がわかるように工夫されています。運行の方法はその年によって変わり、特にパンデミックになってから2年間は運行中止でしたので2022年は昔の方法が復活したりして情報として古い部分もあるのは要注意。2022/10/15

長老みさわ/dutch

3
青森のねぶた祭りについて、「ねぶたとは何か」「ねぶたを作るねぶた師の仕事」「ねぶたバカ」「ねぶた祭りの紙上実況」とねぶた祭りの魅力について立体的に読みやすく解説。新書ではもったいない内容。大判で図版を豊富に盛り込んで刊行して欲しかった。青森行きてーーー2010/06/20

みやったー

2
青森県内に広く普及する日本屈指のお祭りの入門書。本書では特に青森市のねぶた祭を取り上げる。ねぶたとは、歴史や物語を題材に意匠を凝らした大灯篭のこと。専門の職人が一枚の下絵を元に、多くの人々の手伝いのもと半年がかりで作り上げる。8月初旬のねぶた祭では二十台ものねぶたが市内を行進し、最終日には優秀作が海上で披露される。その経済効果は230億円以上とも。市内の田村麿の蝦夷征伐に遡る伝承を持つとされる「神のいない」特異な祭りの魅力を解説している。2019/08/03

しのはら(か)

0
祝青森新幹線全線開通。知ってなさそうで、やっぱり知らなかった「ねぶた」の本質に迫ってます。毎回解体して、毎年新しいものを作っていたことさえ知らずにいました。もっと写真や図解があれば、というのは欲張り? ★★★★2011/01/05

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