角川oneテーマ21
神の手の提言―日本医療に必要な改革

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047101708
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0295

内容説明

アメリカで「最後の希望」と呼ばれる脳外科医。過去に2万人を救い、現在も世界中で年間に600件の超難関手術を行う。「すべては患者さんのために」日夜闘い続ける医師が、全身全霊で訴える、日本医療への提言とは。

目次

第1章 こんな医師にあなたの命は救えるのか!?
第2章 能力のない医師が増えていく日本のシステム
第3章 日本は先進国最低レベルの医療費国家だ!
第4章 日本の脳外科医に伝えたいこと
第5章 賢い患者が名医に出会える!
おわりに すべてを患者さんのために

著者等紹介

福島孝徳[フクシマタカノリ]
1942年東京生まれ。医学博士。68年東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院脳神経外科臨床・研究助手に。独ベルリン自由大学シュテグリッツクリニック脳神経外科研究フェロー、米メイヨークリニックフェローを経て、78年東京大学医学部附属病院脳神経外科。80年三井記念病院脳神経外科部長。頭蓋底の鍵穴手術を確立。89年米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授兼任。91年渡米。南カリフォルニア大学頭蓋底センター脳神経外科教授就任。94年ペンシルベニア医科大学アルゲニー総合病院脳神経外科教授、アルゲニー脳神経研究所頭蓋底手術センター部長。98年カロライナ頭蓋底手術センター所長、およびデューク大学脳神経外科教授就任。現在はカロライナ脳神経研究所教授、デューク大学教授、ウエストバージニア大学教授を務め、脳外科顕微鏡手術の全米トップと評される。またスウェーデン・カロリンスカ研究所教授、フランス・マルセイユ大学教授、ドイツ・フランクフルト大学教授を兼任。2007年千葉県・長柄町に「塩田病院附属福島孝徳記念クリニック」を開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ZEPPELIN

6
21世紀になっても白い巨塔は存在しているとのこと。著者によれば「真っ黒けの巨塔」。無能な医師、人の育たないシステムの医学部、そして改革する気のない厚労省と、なぜ悪いものはいつもみんな三点セットなんだろうか。出来る限り病院には行かないぞという気持ちが強くなった。世界と日本の医療システムの違いを知ることは日本国民にとっても大事なのは間違いないけれど、随所で自分の自慢話を挿入するのはどうなんでしょうか。せっかくの提言に余計なものがついたせいで、著者に対してあまり良い印象が残らず2015/09/13

Humbaba

2
日本の医療費は非常に安い。それは一見すると患者にとってはありがたい事のように見える。しかし、受診料が安いということは、医者の賃金も安いということである。そして、それ以上に問題になるのは最先端の医療機器が手に入らないことである。2010/03/07

nekomitsu

1
ある意味別世界の医療界ではあるが、筆者の熱い思いがひしひしと感じられ、かつわかりやすい文章で書かれているので一気に読めた。医療には確かにさまざまな問題点がある。2010/01/24

num

1
トップレベルの技術でフル稼働する医院が赤字経営を余儀なくされる現実を、厚労省は見過ごして良いのか。お役所仕事が日本の医療環境を劣悪にする。2009/04/01

うひょひょ

0
日本の医学教育及び医療について筆者が考えていることを述べた本。医療費関係の話は他の医療系の本で読んだことと同じことが書かれていた。簡単にまとめると、日本の医療費は先進国と比べても安い、しかし入院日数が他国と比べて段違いに長いので医療費を削るならここを検討するべきである。人件費を安くするとイギリスやカナダの二の舞になるので辞めた方がいいというものである。 また、アメリカにて認められている医師助手看護師及び麻酔看護師の存在を初めて知った。2016/03/10

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