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出版社内容情報
メディアと官僚の癒着は、ここまで進んでいる!
耐震偽装事件に見る国交省とメディアの癒着、最高裁・電通・共同通信社が仕組んだ「タウンミーティング」やらせ事件・・・、なぜメディアは暴走する官僚組織の支配に屈するのか? 独自取材で驚くべき真実が明らかに。
内容説明
官僚の爆走と、すり寄るメディアの深い闇。
目次
第1章 もみ消されたスキャンダル
第2章 組織メディアの内実
第3章 悪のトライアングル
第4章 官僚たちの思惑
第5章 情報幕僚
第6章 検察の暴走
第7章 NHKと朝日新聞
第8章 最高裁が手を染めた「二七億円の癒着」
著者等紹介
魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年熊本県生まれ。1975年一橋大学法学部卒業後、共同通信社入社。その後、司法記者としてリクルート事件などを取材。1996年共同通信社の社会部チームで書いた『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか―』(現在新潮文庫)で日本推理作家協会賞を受賞。同年共同通信を退社し、フリージャーナリストとなり、現在に至る。2004年『野中広務 差別と権力』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
10
民主党政権前の著書。政府・官僚・検察・メディア...巨悪を憎む著者が、民主党政権時に著した本は「無い」様です。なぜNHK,朝日新聞が現野党総裁の安倍氏を執拗にバッシングするか、池上彰のそうだったのかばりに解る章があります。まとめの「マスコミ内の記者の中にも良い人間がいるよ(それはぼくだよ)」のロジックが上記の”悪”の組織内では全くないので、染脳にはおすすめです。2012/11/19
Z
9
元、共同通信記者のジャーナリストによる現代マスコミの批判。2000年代の本でライブドア事件や耐震偽造、裁判員制度などが騒がれた頃の話。著者の主張は諸悪の根源はは記者クラブ制度。数少ないマスコミが官僚、政治家とのパイプを独占する。マスコミは事実を客観的に伝えることを旨とするため彼らからの情報を纏めるのみであり、このパイプを維持するため彼らに都合の悪いニュースの揉み消しが起こる。それに加え、新聞広告を手がける電通も絡み、上に挙げた事件は、一般的な通念とは異なる様相を著者は暴いていく。著者の誠実な人柄は伝わって2019/01/25
Humbaba
8
第四の権力とも称されるマスコミ.しかし,それらの権力は独立しているとは限らない.メディアには,放送する自由の他に放送しない自由も存在する.それは,力を持った存在がそれこそ自由に行使することが可能なのである.2011/12/17
yurari
4
「管理を強化し、効率化を追求すればするほど組織はガタガタになる。もうそろそろメディアの経営陣はそのことに気づいていいはずだ。でなければ、メディアの現場は荒廃していくばかりだ。」2017/12/29
ぽんくまそ
4
裁判員制度は、弁護士の裁判所での仕事を減らして、多くの弁護士に企業での仕事をさせるためだったのかあっ。 それで、裁判所と関係なさそうな経済同友会が、というわけか。2015/05/31
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