角川oneテーマ21<br> 後手という生き方―「先手」にはない夢を実現する力

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角川oneテーマ21
後手という生き方―「先手」にはない夢を実現する力

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047100862
  • NDC分類 796
  • Cコード C0295

内容説明

将棋には先手と後手がある。しかし将棋は先手必勝ではない。同じように人生にも先手と後手がある。人生も先手の人が必ず勝利者になるわけではない。周りの人たちからは大きく遅れて35歳でプロ試験に挑んで、将棋界に風穴をあけたサラリーマン棋士の革命的プロ論。

目次

第1章 「後手」にも強さがある
第2章 「プロ」には誰でもなれる
第3章 プロの執念
第4章 トップに立つために
第5章 プロとアマチュア
第6章 将棋の未来
対談 「後手番」棋士と二十歳で頂点に立った「先手番」天才棋士が語る「本物のプロ」とは?(瀬川晶司×渡辺明)

著者等紹介

瀬川晶司[セガワショウジ]
1970年、神奈川県生まれ。84年、将棋棋士のプロ養成機関である奨励会に入会。92年に三段リーグに加入するも96年に年齢制限により退会。神奈川大学第二法学部入学を経て、一般社会人としての生活を歩む。2001年、NECの関連会社である(株)ワイイーシーソリューションズ入社。アマチュアとしてアマ名人、アマ王将のタイトルを獲得し、アマ参加枠でプロ棋戦に参加。銀河戦の7連勝などを含む対プロ27戦17勝という、アマ棋界に残る金字塔を建てる。05年、プロ入り嘆願書を日本将棋連盟に提出し、61年ぶりの編入試験実施にこぎ着ける。六番勝負で行われた試験を3勝2敗でクリアし、プロのフリークラスへ。現在、日本将棋連盟棋士、四段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Matsumouchakun

2
1日3時間勉強し続けられれば誰でもプロになれるって本当?でも続けるって難しいよね。いつまで続ければいいかはわからないし。解説がわかるようになるという初段にはなってみたい。2022/03/24

2
後手だからどうだという話よりも、アマチュアとプロの違いや、どのように普及活動をしていこうと考えるのかなどが面白く感じた。 瀬川さんはたしか数年前にフリクラを脱出しんしゃったと思う。それに今年は今泉さんもいる。 お二人とも上がっていってほしいな2015/05/24

カラシニコフ

2
著者は、奨励会で三段まで行き、年齢制限で余儀無く大会させられ、アマチュアで実績を残し、最終的に61年ぶりに、プロ編入試験で、四段になったプロ棋士。アマチュアとプロは、何が違うのか。それを本人の目で見てきたものが描かれている。また、夢を実現させるには、たゆまぬ努力が必要なのだと感じた。サラリーマン時代の経験が生かされてる、めずらしい棋士だと率直に思った。2014/03/19

ちゃいろさん

2
将棋を知らなくても読めます。実際私もトッププロの一部(羽生さんとか超有名所)しか知らず、将棋のルールも知りませんが読めました。角落ちとか専門用語も出ますが分からなくても問題なかったです。どんな分野でも、プロ(トップ)を目指す人には凄く良い一冊だと思います。2013/11/09

あなあき

2
正直なところ、もっと「生々しいエピソード」みたいなモノを読みたかった感じもするけど、将棋界の事情などを知らない一般人に向けた新書という形式ではなかなか難しいのかもしれない。ただ、いくつか、組織内部の人間では言い難い事柄にも言及してくれているのが非常に興味深いところ。情報化時代を迎えて、プロとアマチュアの棋力差が小さくなってきていることや、公益法人としての将棋連盟の「立ち位置」や「経営・運営・スポンサーの問題」など、瀬川さんの貴重な経験から見える「将棋の将来像」を等身大の言葉で語る素朴な姿勢に感銘を受けた。2013/05/14

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