角川oneテーマ21<br> 世界の不思議な家を訪ねて―土の家、石の家、草木の家、水の家

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角川oneテーマ21
世界の不思議な家を訪ねて―土の家、石の家、草木の家、水の家

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047100343
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C0226

内容説明

世界の家を撮り続けて30年―各国の世情も伝わる取材秘話。“人が住む形”はおもしろい!政情不安定な国や撮影困難な地域を、地図と勘、経験を頼りに縦横無尽。時には撮影中に食事に誘われたり、あまりの気持ちよさに昼寝をさせてもらったりすることも。しかし検問所でのトラブルや、危険地帯で“死の匂い”を感じることも日常茶飯事。欧米でも評価が高い、行動する写真家の世界“行きあたりばったり”紀行―。

目次

第1章 土の家(イエメン(シバーム)
ガーナ(ゼビラ) ほか)
第2章 石の家(イエメン(ハジャラ)
オーストラリア(クーバー・ピディ)
ポルトガル(モンサント)
スイス(エンガディン渓谷))
第3章 草木の家(デンマーク(レーセ島)
パプア・ニューギニア(セピック川流域)
セネガル(エルバリン)
インドネシア(ニアス島))
第4章 水の家(インドネシア(ナイン島周辺)
ミャンマー(インレー湖)
カンボジア(トンレ・サップ湖畔)
ペルー(チチカカ湖))

著者等紹介

小松義夫[コマツヨシオ]
1945年生まれ。写真学校で学んだ後、1年間スタジオカメラマン勤務を経て、南米・東欧を皮切りに世界各国で人の暮らしを中心に取材を続けている。81年にはヒマラヤK2の登山隊にカメラマンとして同行し、ドキュメンタリー番組『K2西壁苦闘の60日』の制作に参加。松下電工とは、カレンダー「世界のおもしろ住宅」の制作を87年より続けている。週刊文春の連載(2003年‐2005年)のほか、日経新聞など様々な媒体で世界中の不思議な家を発表している。現在でも1年の半分近くを海外取材に費やす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

111
普通に生きていたら想像も出来ないような世界の不思議な家を写真と文章で紹介。珍しい家の写真を必死で撮る筆者を、こんな古い家に何の興味があるんだと怪訝そうに眺める現地民のエピソードが好きだ。こちらにとっての珍しいはあちらにとっての当たり前。一生行くこともない場所で、当たり前に生きている人々の暮らしを知るだけで心が日常から解き放たれて軽くなる。令和日本の暮らしに心が疲れた時にまたぱらぱら眺めたい一冊。写真集も買おう。2024/03/08

しゅわ

59
【図書館】世界中を縦横無尽に取材する著者が、土の家、石の家、草木の家、高層住宅や水上の家…etc…その土地独特な家18か所を写真を交えて紹介。もっとヘンテコな家が飛び出すか!?と期待したら、家の構造や生活の工夫などの記述が少なめでちょっと残念。あくまで旅行記でした。時々登場する奥様が肝が据わっていて良いですね♪ なんとなくジャーナリストの妻というと、家でおとなしく帰りを待つイメージがあったのですが、どんどん取材に同行しているし、時には疑似夫婦喧嘩を始め、悪徳係員を撃退しちゃっているし…尊敬です。2015/11/27

パトラッシュ

31
人は住んでいる土地でとれる材料を使い、風土に合った家を建てる。しかし泥や海藻や巨岩を利用して家が造られたり、海上や湖上に設けられた高床式住居や1個ずつ石を積み重ねた高層ビルが建てられたのには、歴史と風土に根差した当然すぎる事情があったのだ。科学や機械の利用が当たり前だという感覚に、知らず知らずに毒されていた自分を痛感しする。それらを好奇心の赴くまま夫婦で旅する著者の筆が実に楽しい。まだまだ地球は不思議なものに満ちていると痛感させられる本だが、行ったことがあるのはカンボジアだけだ。足を運べるのはいつの日か。2020/08/05

たぬ

24
☆4 世界各地の様々な家を紹介。家だけじゃなく地元民との交流や旅の苦労話、トリビアなんかが楽しい。屋根・壁・窓の3点セットがない家も多く、地震の多いここ日本だと絶対にありえないような家も。気候風土が変われば家のスタイルも大きく変わるんだなあ。写真多数で眺めるだけでも楽しいです。2023/01/24

kan

23
世界中の独特な家を訪ねた紀行文で、家の写真と報告だけではなく、それぞれの国・地域での地元の人との交流や異文化体験も面白い。ナバホの家の内部写真、デンマークの離島の海藻葺き屋根、セネガルの漏斗屋根の上空からの写真、海を畑にしているインドネシアの島の海上の家など、すごい…と思わず声が出た。イエメンでは高野秀行さんでおなじみの覚醒植物カートも登場したが、こちらの著者は噛んでいないらしい。肝が据わっている奥様の行動やセリフがいちいちカッコいい。常に世界を飛び回り大変そうだが、楽しんでいる様子が伝わる。面白かった!2025/06/01

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