角川oneテーマ21
歴代首相の経済政策全データ

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047041820
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0295

内容説明

吉田、岸、佐藤、田中、中曽根から小泉内閣まで仁政の総理、失政の宰相、全内閣の経済政策を問う。

目次

第1章 戦後の処理内閣(第四十三代 東久邇稔彦;第四十四代 幣原喜重郎 ほか)
第2章 国際社会への復帰内閣(第四十八~五十一代 吉田茂;第五十二~五十四代 鳩山一郎 ほか)
第3章 高度経済成長時代の内閣(第五十八~六十代 池田勇人;第六十一~六十三代 佐藤栄作 ほか)
第4章 経済大国・行財政改革時代の内閣(第七十代 鈴木善幸;第七十一~七十三代 中曽根康弘 ほか)
第5章 乱連立の時代の内閣(第七十九代 細川護煕;第八十代 羽田孜 ほか)

著者等紹介

草野厚[クサノアツシ]
慶応義塾大学総合政策学部教授。1947年、東京生まれ。1971年、慶応義塾大学法学部卒業。1978年、上智大学大学院外国語学研究科修士課程、1982年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。プリンストン大学国際問題研究所客員研究員、東京工業大学助教授などを経て1991年から現職に就く。2000年にはテレビ報道の信頼性に関する格付けを行う特定非営利活動法人・メディア検証機構を設立し、理事長となる。専門は政治学、日本外交論、政策過程論
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感想・レビュー

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KAZOO

51
また、歴代の総理大臣の経済政策の評価(順番付け)をするのかと思ったらそうではなく、まともなデータの分析集でした。評価については難しい部分があり、データを見せてその部分は読者に任せたのでしょう。資料としての価値が高いと感じました。最近、なんとかミクスとかいって自画自賛している向きがあると感じますが、データで示してもらいたいと思います。経済について結果がすべてなのですから。2%の物価上昇率も無理だとわかっていたのに、できるといったのはどなただったのでしょう。2015/05/01

ito

16
戦後の歴代内閣(小泉内閣まで)の経済政策と行政改革がまとめられており、比較的わかりやすかった。日本経済は二度のオイルショックを乗り越えて、それなりの経済成長を遂げ、その時点では国民も政府の経済政策に信任を与えていた。しかし、80年代後半以降より登場する財政赤字の拡大と構造改革が課題となる。本書においては、内閣の経済政策について述べられてはいるが、結果や因果関係の指摘は少ないため、その辺は自分で考えたい。橋本政権と小渕政権の経済政策の対比が整理できたのはよかった。2012/12/13

ふね

13
東久邇から小泉まで、戦後日本の歴代首相の去就や政策を網羅した充実した一冊。巻頭のカラーページをはじめデータが豊富でわかりやすかった。こうしてみると日本のリーダーは僅か70年の間に目まぐるしく変わっている。しかも本当の意味で国民が望んだ首相交代は例が少ないように思われる。過去から学ぶことは多いと思う。2015/03/13

がっち

8
コンパクトに政治史がまとまっていてとてもよい。経済政策を理論で説明している本はあれど、このようにまとまっている本は重宝する。院試でも使えるレベル。2012/08/22

shigoro

6
政治の経済政策・外交・政局をコンパクトにまとめた近代史。与党内での派閥争いから首相選びに始まり、時代の流れを考慮しながら、独自の指針を示し、かつ党員・世論・支持率を維持にも励む。そして終焉までを1区切りとして歴代の首相を網羅してある。それにしてもバブル期以降からの政治の冥想振りが良く分かるな。2011/05/29

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