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内容説明
精神科医・和田秀樹が明かす最新、最速、最強の文章上達法。
目次
序章 逃げているかぎり文章は書けない
第1章 私の文章修行
第2章 いい文章を書くための発想法
第3章 コンテを活用した文章の書き方
第4章 「和田式」文章テクニック
第5章 ベストセラーを量産する方法
第6章 プレゼンテーションへの応用
第7章 知識の集約と出力の仕方
終章 書ける人間が生き残る時代
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医。昭和35年、大阪生まれ。昭和60年、東京大学医学部卒業。東京大学付属病院精神神経科助手、米国のカール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は川崎幸病院精神科コンサルタント、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。平成12年にヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、心理学のビジネスへの応用をはじめとした企業へのコンサルティング活動を積極的に展開する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
13
〈日本の国語教育は、情緒的な文が読め、心情読解ができて名文が書けるというのが目標になっているようだ。読書感想文にしても、読んだ本に書いてある内容をまとめるだけではだめで、自分の感情が表現できないといけないと叱られる▼日本にいるとこれが当たり前のように思われるが、外国ではそうでない。論理的な文章や説明文がしっかり読めるようになることが母国語教育の基本とされる。作文についても、心情を書くというより、決まりきった形の文章を何度となく書かされる。定型的なレポートが書けるようになるのが、まさに国語教育の基本なのだ〉2021/09/02
しょうご
9
良い文章を書くには、まず型を身につけること、数学的な思考の必要性などが挙げられていた。文学に数学的な思考が大切なことはビートたけし氏も言っていたなと思った。良質なインプットを心掛け、読む人がいることを意識した上でアウトプットを心掛けていきたい。2015/03/27
greenman
3
実際に使える文章は文学である必要はない。本書は国語が苦手で、書くことも苦手な人に向けられて書かれているのでとてもわかりやすい。とくに著者はわかりやすいことと共感を一番重要視していて、そういう文章を書くことを勧める。そのためには自分の認知に関する認知一般(メタ認知)を駆使してネタ集めしたり、推理したり、推敲しなければならない。コメントにもう少しまとめます。2010/01/10
つな子
2
ようやく読み終えた。コンテを作ること、数をこなすこと、わかりやすくすること、どれも納得がいくが、いずれも論理的思考をすることが前提となっている。そして周囲とわが身を振り返るに、論理的思考はあまり浸透していない。これは教育の問題だろう。テレビについては同感。興味をそそられない。2014/08/03
おもち
2
文章を書くことにおっくうで逃げてしまいがちな人を対象にして書かれた本であるようで、文章を書くことへの恐怖感をなくすための心構えや基礎的な文章の書き方等が記されていた。 本書の主な対象である、文章作成に苦手意識を持っている人が読めば目からウロコだろうし、文章を書くことが大好きでさらなる高みを目指したいという人も文章を作る上での原点や基本を再確認するために読んでみると価値ある一冊になると思う。この本に書いてあることを愚直に実践すればそれまでとは違った景色を望めることだろう。2011/08/09