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内容説明
民主化を拒む軍事政権、人権抑圧、経済疲弊の現状を問う。
目次
第1章 アウンサンスーチーの「解放」
第2章 日本はビルマとどのようにかかわってきたか
第3章 互いに影響しあうビルマ人と日本人
第4章 日本にビルマ人は何人いるのか
第5章 難民認定を求めるビルマ人をなぜ拒絶するのか
第6章 アウンサンスーチーという生き方
第7章 ビルマ経済の現状と市民生活
第8章 日本が果たすべき役割
著者等紹介
田辺寿夫[タナベヒサオ]
1943年埼玉県生まれ。大阪外語大学ビルマ語学科卒。1966年~2003年、NHK国際放送局でビルマ語ラジオ番組の制作を担当。現在、フリージャーナリスト
根本敬[ネモトケイ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教授。1957年生まれ。国際基督教大学卒、同大学院比較文化研究科博士課程中退。1985年~1987年文部省アジア諸国等派遣留学生としてビルマへ留学。1989年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、1995年から助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
10
出版が2003年で、アウンサンスーチー氏が大統領に選出された事は載っていないが、ミャンマーや彼女の歴史・混乱を知る上で重要な一冊。タイ留学時ミャンマー人の友人が出来、興味は持っていたが、全然勉強出来ていなかったので、今回は良い機会だった。本書の中に日本政府がビルマ軍事政権を承認し、世界各国から批難を浴びた件があり、著者は北風と太陽の話を持ち出して日本流のやり方を表面的に称賛していたが、それはおかしい。著者が政府とどんな繋がりがあるのかは分からないが、おそらく本心を書けていない所に政府の狡猾さがあると思う。2016/06/28
ティス@考える豚
1
読了。タイムリーな話題であるアウンサンスーチーとミャンマーの軍事政権について詳しく言及されている。少々ビルマ人を美化しすぎなようだが、わかりやすく親しみの持てる文章だったので、秀逸な本であると思う。ミャンマーやアウンサンスーチーさんについて詳しく知りたい方はまずこの本から入ってみるといい。2010/12/08
OMO
0
面白さ:△ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:× 文学的云々:×2019/09/10