- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 角川oneテーマ21
内容説明
「字源」を通じて漢字そのものの奥深さが実感できる漢字ファン必読の一冊。
目次
第1部 字源を楽しむための基礎知識(漢字は分解すればいいってもんじゃない;漢字はどのようにして生まれ、育ったのか)
第2部 漢字って、もともとはそういう意味だったのか(「人」をあらわす漢字たち;「体」をあらわす漢字たち;たくましい「男」とやさしい「女」の漢字たち;あっと驚く漢字、恐ろしい漢字たち)
著者等紹介
志田唯史[シダタダシ]
1951年、奈良県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。大手化学メーカーにて台湾・中国・香港の市場開発を担当したおり、“漢字の世界”の奥深さに魅了される。その後、ヨーロッパ駐在を機に30代で薪水人(サラリーマン)生活にピリオドを打ち、著述・編集業に転身。現在、編集制作会社アーク・コミュニケーションズにて、漢字・言葉ものの書籍を執筆する傍ら、主に経済・ビジネス分野の企画・編集・執筆に携わっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
漢字のルーツについて、漢字辞典にある説と白川静氏の説、加藤常賢氏の説を紹介して著者の好みの説はどれかも含めて解説してくれている。白川先生の本は何冊か読んで知ってましたが、加藤先生は初めて聞いたので興味深く読めました。著者もそうですがやはり白川先生の説が首尾一貫としていて説得力があるなあと思う。身近な漢字をピックアップしていて格式張って堅く解説しているわけでもなくざっくばらんで語られていて読みやすかった。加藤先生の本はちょっと読んでみたい。2016/09/26
備忘録
3
漢字の成り立ちについてを、わかりやすく解説した本です。かなり軽めの内容で、本格的な勉強というより漢字学習に興味を持つための本です。入門編よりさらに前の、どれどれそんなに面白いなら覗いてみるか、ぐらいの段階で読む本ですね。漢字やその元となった甲骨文を生み出した、古代中国人の暮らしぶりに思いを馳せながら読み終えました。占いと奴隷制度が非常に文字形成において重要な役割を果たしていたんですね。2016/01/19
樂
2
漢字の成り立ちに関する入門書。 専門的な内容を、非常に柔らかい語り口で紹介していく。 分かりやすく面白い。 ただ、一つ一つの話が全く頭に残らない。残念。2017/07/14