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内容説明
会社の噂から奥様の井戸端会議まで、日本人の噂は進化しているのをご存知か?大学講義のテキストとして採用の日本初の噂入門書。噂とは何か?ワイドショーの正体は?日本人と噂の相互関係を分析しそのメカニズムを探る。
目次
第1講義 噂のメカニズムを考える
第2講義 レポーターとは何か?
第3講義 レポーター批判の構造
第4講義 ワイドショーの正体
第5講義 スキャンダルの変質
第6講義 すべてを動かす視聴率
第7講義 有名人という消費物
第8講義 芸能ニュースの未来図
著者等紹介
梨元勝[ナシモトマサル]
1944年東京都中野区生まれ。法政大学社会学部卒業後、講談社「ヤングレディ」取材記者、テレビ朝日「アフタヌーンショー」リポーターを経て、88年より同局「やじうまワイド」「スーパーモーニング」のリポーター、コメンテーターとして活躍中。昨年4月より北海道・函館大学に芸能リポーターとしては初めて客員教授として就任する。一般教養科目「芸能社会」を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中年サラリーマン
2
「恐縮です」でおなじみだった芸能レポーターの梨元勝の著書。正直、芸能リポーターという仕事、そしてそのネタとなる噂の性質やその検証などについてこれほど考えを深めていたのかと驚いた。後、本の内容とはずれるがデヴィ夫人の「私はね、朝起きると必ず、今日がゼロだと思うようにしておりますの。さあ、今日もまたゼロから出発しなければ・・・。そう思うと、毎日毎日が非常にやりがいがあるんですのよ。」っていう自身の生活哲学的なコメントをとってこれるのがいいなぁ。2012/06/07
ruslan
0
常々、芸能ニュースは野暮だなあと思っている。本作を読めば、ワイドショーや芸能週刊誌を作るレポーター側の考え方や、業界史を知るきっかけとなる▼和田アキ子さんの「芸能界で生き残るには2位がいい」理論は面白いと思った。直後に植木先生の『シロクマ~』を読んだので、さらになるほどなっとくした。2015/01/15
amabiko
0
ワイドショーは活字メディアである週刊誌から生まれた。著者自身の芸能レポーター歴が、そのまま日本のワイドショーの歴史に重なるというわけか。2014/11/04