角川選書 角川選書ビギナーズ<br> 感じる万葉集―雨はシクシクと降っていた

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角川選書 角川選書ビギナーズ
感じる万葉集―雨はシクシクと降っていた

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  • サイズ 46判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047037298
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0392

出版社内容情報

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか──。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

内容説明

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか―。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

目次

第1章 潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ(潮はコヲロコヲロ;鼻はビシビシ ほか)
第2章 酔っぱらいはヱラヱラ(酔っぱらいはヱラヱラ;馬はトドと歩む ほか)
第3章 万葉の雨はシクシク降る(雨はシクシク;紅葉は黄色 ほか)
第4章 牽牛と織女にはメッセンジャーボーイが居た(牽牛と織女を結ぶメッセンジャーボーイ;月人壮士がいたからこそ ほか)
第5章 幸せのサチ(幸せのサチ;春は来るもの、春は立つもの ほか)

著者等紹介

上野誠[ウエノマコト]
1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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旅するランナー

175
万葉時代の擬態語、雨降り「しくしく」、鼻風邪「びしびし」、酔っ払い「ゑらゑら」など。ホトトギスの鳴き声の聞きなし「時過ぎにけり」「我かく恋う」。万葉集に最も多く登場する植物は、秋の花の萩、春の花の梅。そして、牽牛と織女のロマンチックな話。自然と触れ合い楽しむ日本人のDNAを感じます。2025/03/15

虹色

24
『万葉集』に出てくる擬態語・擬声語。また、切なさや、喜びなどを、何に例えてどのように表現していたかなど、万葉学者の著者が、初心者の私でも分かるよう説明してあります。「鼻びしびしに」は今で言う「鼻をずるずると」なのですね。知りませんでした。『秋萩は 雁に逢はじと 言へればか 声を聞きては 花に散りぬる』<秋萩は雁に逢うまいと言ったからか 声を聞くと花のまま散ってしまった>潔く主役の座を渡す萩の潔さに、日本の美学を重ねているところが印象的でした。2025/02/11

kazu4

7
手軽に万葉集の世界に誘ってくれるビギナーズ本です。一つ一つは短いが、奥は結構深いと思います。2025/02/02

Go Extreme

2
潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ: ベッドはヒシ 心静かはユタ二 揺らぎはタユラニ 笑顔は二フブ マタビとは何か 酔っぱらいはヱラヱラ: 馬はトドと歩む ホトトギスの鳴き声はとキスギニケリ 枝をたわませるのはトヲヲ 笹の葉はサヤ二にさやぐ 万葉の雨はシクシク降る: 紅葉は黄色 黄葉という語 音と景で愛でる 松茸の香り 風に靡く稲穂 牽牛と織女・メッセンジャーボーイ: 紐を解いて待とう 帯を返してという牽牛 萩かススキか 萩と雁は仲が悪い 幸せのサチ: 木の木暗 春雨と浮気の弁明 春草と夏草 ホトトギスを叱る2024/12/27

Go Extreme

1
言葉の力と表現:擬音語 擬態語 言霊 表現技法 修辞技法 言葉の文化財 万葉集の自然描写:雨の音 季節感 潮の象徴 自然と感情 匂いの記憶 景色の詩的表現 感情と文学:恋愛表現 哀愁と孤独 酔っぱらいの描写 共感と詩 心情の変化 感情の波 文化的背景:七夕伝説 牽牛と織女 奈良時代の詩人 貧困と生活 文学と社会 文化的影響 詩の形式と技法:短歌と長歌 比喩と擬人法 読者の共鳴 記憶の喚起 詩のリズム 物語性 幸福と生き方:幸せの定義 人間関係の影響 自己実現の追求 マインドフルネス 感謝の実践 生活の美学2025/03/06

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