角川選書 角川選書ビギナーズ<br> 感じる万葉集―雨はシクシクと降っていた

個数:
電子版価格
¥1,595
  • 電子版あり

角川選書 角川選書ビギナーズ
感じる万葉集―雨はシクシクと降っていた

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年08月21日 19時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047037298
  • NDC分類 911.12
  • Cコード C0392

出版社内容情報

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか──。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

内容説明

鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか―。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。

目次

第1章 潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ(潮はコヲロコヲロ;鼻はビシビシ ほか)
第2章 酔っぱらいはヱラヱラ(酔っぱらいはヱラヱラ;馬はトドと歩む ほか)
第3章 万葉の雨はシクシク降る(雨はシクシク;紅葉は黄色 ほか)
第4章 牽牛と織女にはメッセンジャーボーイが居た(牽牛と織女を結ぶメッセンジャーボーイ;月人壮士がいたからこそ ほか)
第5章 幸せのサチ(幸せのサチ;春は来るもの、春は立つもの ほか)

著者等紹介

上野誠[ウエノマコト]
1960年、福岡県朝倉市生まれ。國學院大學文学部教授(特別専任)。奈良大学名誉教授。万葉文化論専攻。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

175
万葉時代の擬態語、雨降り「しくしく」、鼻風邪「びしびし」、酔っ払い「ゑらゑら」など。ホトトギスの鳴き声の聞きなし「時過ぎにけり」「我かく恋う」。万葉集に最も多く登場する植物は、秋の花の萩、春の花の梅。そして、牽牛と織女のロマンチックな話。自然と触れ合い楽しむ日本人のDNAを感じます。2025/03/15

虹色

24
『万葉集』に出てくる擬態語・擬声語。また、切なさや、喜びなどを、何に例えてどのように表現していたかなど、万葉学者の著者が、初心者の私でも分かるよう説明してあります。「鼻びしびしに」は今で言う「鼻をずるずると」なのですね。知りませんでした。『秋萩は 雁に逢はじと 言へればか 声を聞きては 花に散りぬる』<秋萩は雁に逢うまいと言ったからか 声を聞くと花のまま散ってしまった>潔く主役の座を渡す萩の潔さに、日本の美学を重ねているところが印象的でした。2025/02/11

kazu4

7
手軽に万葉集の世界に誘ってくれるビギナーズ本です。一つ一つは短いが、奥は結構深いと思います。2025/02/02

Go Extreme

2
潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ: ベッドはヒシ 心静かはユタ二 揺らぎはタユラニ 笑顔は二フブ マタビとは何か 酔っぱらいはヱラヱラ: 馬はトドと歩む ホトトギスの鳴き声はとキスギニケリ 枝をたわませるのはトヲヲ 笹の葉はサヤ二にさやぐ 万葉の雨はシクシク降る: 紅葉は黄色 黄葉という語 音と景で愛でる 松茸の香り 風に靡く稲穂 牽牛と織女・メッセンジャーボーイ: 紐を解いて待とう 帯を返してという牽牛 萩かススキか 萩と雁は仲が悪い 幸せのサチ: 木の木暗 春雨と浮気の弁明 春草と夏草 ホトトギスを叱る2024/12/27

ささ

1
読みやすい本、優しい訳で良かったです。しくしく、は重なるという意味の動詞「敷く」を重ねたものであるとか。恋心が募ることもしくしくと表現できたそうで。読んでいて何度も難しかったのが「春去者=春されば」で「春がやってくると」という意味になること。あとは、貧窮問答歌の全文の訳があり、とても心に届きました。2025/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22236860
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品