角川選書<br> まぐわう神々

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まぐわう神々

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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047037137
  • NDC分類 387
  • Cコード C0339

出版社内容情報

記紀神話以前の原始信仰である「性神信仰」。近代では淫祀邪教廃絶の風潮にともない、ときに卑猥なものとして退けられたが、今も日本各地にはその痕跡が残っている。座産土偶や陰陽石、木彫りの男根像や金精神を祀る社、かつてあった夜ばい文化、地域で継承され続けている担ぎ出しや道祖神まつり、神楽やお田植――「まぐわい(婚い)」の遺産や祭事を訪ね歩き、古くからの豊穣と繁栄への祈りを紐解く民俗学。

内容説明

記紀神話以前の原始信仰である「性神信仰」。近代では淫祀邪教廃絶の風潮にともない、ときに猥雑なものとして疎まれたが、今も日本各地にはその痕跡が残っている。座産土偶や陰陽石、木彫りの男根像や金精神を祀る社、かつてあった夜ばい文化、地域で継承され続けている担ぎだしや道祖神まつり、神楽やお田植―「まぐわい(婚い)」の遺産や祭事を訪ね歩き、古くからの民衆たちの五穀豊穣と子孫繁栄への祈りを紐解く民俗学。

目次

序章 卑猥ということなかれ
第1章 神話にみる「まぐわい」
第2章 残存の陰陽諸相
第3章 金精神と歓喜天
第4章 塞神と陰陽信仰
第5章 民俗芸能にみるまぐわい
終章 夜ばいのあったころ

著者等紹介

神崎宣武[カンザキノリタケ]
1944年生まれ。民俗学者。岡山県宇佐八幡神社宮司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

107
日本各地に残る性神信仰や性器崇拝の伝承を、写真ともども紹介していく。様々な宗教や知識で重ね塗られた現代人の視点ではなく、豊穣と多産の象徴である性こそ神とする素朴な原始信仰の姿が見えてくる。天災や飢饉、疫病に性病などで大量死が当たり前なのが長く続いた時代、命を永らえることこそ何より大切だったのだ。妊娠出産で死ぬ女性も多く、性を神の行為と位置付けて家族を守ろうとした。そんな必死の願いから夜這い文化や道祖神信仰が生まれ、今日まで祭事として伝わる。生きるため信仰にすがる庶民のあり様は、猥雑どころか純粋この上ない。2023/07/02

tamami

56
何とも明け透けな書名ではあるが、著者が刊行している神々シリーズ?の一冊。目次には、神話にみる「まぐわい」、金精神と歓喜天、民俗芸能にみるまぐわい等、陰陽信仰に関わる神々が列挙され、各地の分布状況や現代における扱いが記される。そのこと自体興味深いが、帯にも、「原始信仰を「性」から紐解く民俗学」とあるからには、もう一歩踏み込んだ考察が欲しかった。石造の性神信仰の残存物が信州・上州・甲州・相模辺りに多いとするならそれは何故なのか、一編の考察でもあると、一層興味を持って読み進めることができたのではないかと思う。2023/07/26

ankowakoshian11

3
読了。2024/12/15

拡がる読書会@大阪

3
遺産や祭事を訪ね歩き、神話や宗教における「性」について民俗学の解説本です。 卑猥なものとして、あまり表立って出せないですが、たまありますよね、男性器とかを祀っているお祭りとか。事実、人間の生活や文化発展には欠かせないものですし、古くからの豊穣と繁栄を紐解くには誰かが残していくべき文化だったりします。 https://note.com/sharebookworld/n/n12a4c707566b2023/11/25

moggadeet

2
日本の性神について書かれた本、のような書名だけれど、「まぐわいと神々」に替えたほうが内容は正確に伝わるんじゃないかと思ったり。 主となっているトピックをとりあげると、①コンセイサマ信仰と近世以降の性病流行との関係、②近世以降にはじまる双体道祖神の出現、と大きくわけてこの2つになるだろう。筆者はこの2つを必ずしも関連付けてはいないけれども、このふたつのトピックが近世以降の現象であることは共通している。2024/12/14

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