出版社内容情報
現役精神科医が奇跡の泉・ルルドを考察する。カトリックの一大聖地、フランス・ルルド。現役の精神科医である著者が、病気が治癒すると言われる彼の地を実際に訪れ、科学では説明がつかない現象を徹底検証し、信仰と医学の関係性を論じる一冊。
帚木 蓬生[ハハキギ ホウセイ]
著・文・その他
内容説明
カトリック信者の聖地フランス・ルルド。毎年500万人が訪れ、その洞窟から湧き出る水を飲むと病気が治癒すると言われた彼の地を、作家であり現役精神科医でもある著者が実際に取材。科学では説明がつかない不思議な現象をどう受け入れるべきなのか。聖母マリアの出現以来、160年の歴史を振り返り、過去の治癒事例から徹底検証する。ルルド体験を通じて信仰と医学の関係性を多角的に論じる、世界に類を見ない貴重な一冊。
目次
はじめに―私のルルド体験
聖母マリアの出現
ルルドの発展
その後のベルナデット
ルルド医学検証所
ルルド国際医学評議会
ゾラの『ルルド』
ユイスマンスの『ルルドの群集』
カレルの『ルルドへの旅』
治癒の症例
奇跡の治療はプラセボ効果か
おわりに―医学と宗教の共生
著者等紹介
帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年、福岡県生まれ。東京大学仏文科卒業後、TBS勤務。その後、九州大学医学部を卒業し、現在は精神科医を務めながら執筆を続ける。93年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、11年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年『蝿の帝国 軍医たちの黙示録』『蛍の航跡 軍医たちの黙示録』の2部作で日本医療小説大賞、13年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年『守教』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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