角川選書<br> 真田信繁―幸村と呼ばれた男の真実

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角川選書
真田信繁―幸村と呼ばれた男の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047035638
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0395

出版社内容情報

大河ドラマ「真田丸」時代考証担当者が新たな信繁像を打ち立てる!

諱は「幸村」か「信繁」か。真田丸はどこにあり、どんな形態をしていたのか。実戦経験の乏しい信繁が、なぜ徳川方も称賛するほどの軍功をあげることが出来たのか――真田研究の第一人者が、文書や軍記物、絵図や布陣図ほか数少ない史料を博捜し、真田信繁をめぐる通説・俗説・新説をその根本から再検証。重視され続ける旧来の大坂の陣論や家康謀略論をも問い直し、幾多の謎に包まれた「不思議なる弓取」の実像を解き明かす。


豊臣秀頼を滅ぼした徳川家康の意外な真意とは。
信繁たち大坂方の牢人は、大坂の陣でどんな役割を果たしたのか。
彼らの活躍は両陣営の戦況と政策に如何なる影響を与えていたのか――。
勝者と敗者を分ける「その時」を捉えなおし、
真田信繁像や大坂の陣論に、新たな視座を提示する!

序 「不思議なる弓取」と呼ばれた男
第一章 真田信繁の前半生
   一、生い立ちと諱の謎
二、武田氏滅亡後の激動
第二章 父昌幸に寄り添う
   一、北条・徳川・上杉の狭間で
二、豊臣政権下の真田信繁
第三章 関ヶ原合戦と上田攻防
   一、兄信幸との訣別
   二、第二次上田合戦の真相
第四章 九度山の雌伏
   一、父昌幸の死
  二、大坂入城
第五章 真田丸の正体
   一、実像をめぐる諸問題
   二、真田丸の復元的検討
第六章 大坂冬の陣
   一、東西両軍の布陣
   二、真田丸の戦い
   三、束の間の平和
第七章 大坂夏の陣
   一、再戦への道
   二、道明寺合戦
   三、刃を交えた敵、それぞれの事情
   四、真田信繁の最期と豊臣氏滅亡
終 章 真田信繁から幸村へ

内容説明

諱は「幸村」か「信繁」か。真田丸はどこにあり、どんな形態をしていたのか。実戦経験の乏しい信繁が、なぜ徳川方も称賛するほどの軍功をあげることが出来たのか―真田研究の第一人者が、文書や軍記物、絵図や布陣図ほか数少ない史料を博捜し、真田信繁をめぐる通説・俗説・新説をその根本から再検証。重視され続ける旧来の大坂の陣論や家康謀略論をも問い直し、幾多の謎に包まれた「不思議なる弓取」の実像を解き明かす。

目次

序 「不思議なる弓取」と呼ばれた男
第1章 真田信繁の前半生
第2章 父昌幸に寄り添う
第3章 関ヶ原合戦と上田城攻防
第4章 九度山での雌伏
第5章 真田丸の正体
第6章 大坂冬の陣
第7章 大坂夏の陣
終章 真田信繁から幸村へ

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
1964年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹を経て、山梨県立中央高等学校教諭。2016年放送の大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

14
【図書館】【速読】:史実を何にも知らないだけに新説を唱えられてもチンプンカンプンだった。しかし、当時活躍した武人の姿を見ることが出来ました。其れだけでも知ることが出来たのが良かったですが。人に説明出来ないのが難点ですね。何を読むでんねんと叱られそうですが。2023/02/10

なつきネコ

12
現状、真田信繁の事を一番に詳しいのはこの本ではないだろうか。真田幸村本は平気で幕末資料を使うのが多く、同時代の信用ある資料は評価できる。信繁の花押を年代事に追うと晩年に幸村説を否定。信繁は豊臣家の大名として組み込まれ領地を賜る。信之の八千石の時に信繁が一万四千石。信之より多いのは豊臣家の信頼を表している。上田合戦の真相が明らかになり、天王寺軍の戦いの経過が明らかにわかる。しかし、疑問も多い信繁が中間派なら、赤備えはいつ仕立てたのか。夏の陣が浪人達の軍備を整えたのが問題なら信繁は最右翼になるのでは?2019/01/30

電羊齋

8
第1章で信繁発給文書の花押の型の変化を年代順に検討することにより、「幸村」署名の文書を偽文書と論証しているところにはうならされた。第5章では真田丸の研究史、主な史料を丁寧に紹介しており、非常に参考になる。豊臣政権の諸問題、そして「牢人問題」と大坂夏の陣へと向かう歴史の流れの中に真田信繁という人物を位置づけており、面白く読めた。随所に最新の研究による新見解が盛り込まれ、固定観念をときほぐしてくれる。またそれでいて、まだまだ不確かなこと、わからないことはしっかりとその旨を明記している。堅実な良書。2016/04/01

うしうし

7
前著『真田三代』では、史料的な制約のため、あまり触れられなかった信繁を最大のテーマにした著作。軍記類を含めた多様な史料を読み込み、大坂の陣の推移を検討する。信繁を主軸とした大坂の陣を著述したものとしては、現状で最も詳しい概説であろう。「真田丸」についても詳細な検討が行われているが、結論としては近年の千田嘉博氏の論考を重視する。また、家康が最後まで秀頼を滅ぼすつもりがなかったとする渡邊大門氏の著作(『大坂落城~戦国時代の終焉』)を高く評価する(p372)が、平山氏が書かれた本書の内容の方がより説得力がある。2015/11/10

Hisashi Tokunaga

6
平田氏の著作は「長篠合戦」以来になるのだが、素人読者も十分に意識しつつ、先行研究への目配りも欠かさない著作に今回も共感した。今回の著作の眼目は真田幸村なのだが、新機軸新解釈が随所に推論の形で提示されて興味深い。大阪城夏の陣における秀頼方の「牢人」問題。確かに戦国末期の「牢人」問題提示は意義深い。個人的には「ヒト」質にも興味を抱いた。兎も角も真田信繁こと幸村が「内蔵助」「義経」に匹敵する人物に形成されたのは間違いない。2016/03/15

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