角川選書<br> 芭蕉の人情句―付句の世界

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角川選書
芭蕉の人情句―付句の世界

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034334
  • NDC分類 911.32
  • Cコード C0395

内容説明

人物や心情を詠んだ句を、連句では「人情句」と呼ぶ。連句は、四季の変化をはじめ森羅万象を詠み込んで、叙景句・人情句を取り混ぜながら多彩な世界を作り出していく。優れた叙景句が多く、自然詩人として知られる芭蕉には、また一方、連句の人情句という、人間を犀利に見つめ、多彩な人々の姿をリアルに捉える世界があった。人情句を通して語る、芭蕉のもう一つの詩世界への案内書。

目次

付句の世界(付句の魅力;付けるということ;付けの着眼;前句から離れる;見込み・思ひなし;位付;前句との調和;余情と面影;付句と一巻―付句集ということ)
芭蕉の描く人々(親子;酒;恋;旅;軍記・武士・盗人;出家・釈教;風雅・遊興)

著者等紹介

宮脇真彦[ミヤワキマサヒコ]
1958年(昭和33年)、長野県に生まれる。信州大学人文学部人文学科卒業、成城大学大学院文学研究科満期退学。早稲田大学教育・総合科学学術院(教育学部)教授。専攻は連歌俳諧史。里村昌琢の研究により第五回柿衞賞(伊丹市、柿衞文庫)受賞。著書に『芭蕉の方法―連句というコミュニケーション』(角川選書、第一回「角川財団学芸賞」奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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