角川選書<br> 怪談前後―柳田民俗学と自然主義

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角川選書
怪談前後―柳田民俗学と自然主義

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  • サイズ B6判/ページ数 496p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047034013
  • NDC分類 380.1
  • Cコード C0395

内容説明

明治四十年前後の「怪談の時代」を同時代として生きながら、「それぞれの自然主義」のあり方として民俗学と私小説を立ち上げた柳田國男と田山花袋。一方「怪談の時代」に殉じるかの如く文壇から消えた佐々木喜善と水野葉舟の「文学」とは何だったのか。「自然主義」をめぐる「怪談の時代」の顛末を描き出す。

目次

『遠野物語』序文を読む―未だ民俗学ではない書物として
内面嫌い
野蛮の書式
隘勇線への視線
自然児の人生
「私怪談」と現実の更新
部屋の小説家
魔法使いの孫
偽私としての安堵
地震と新開地
手紙の啓蒙家
美知代の反撃
第六感の自然主義
「世間話」の改良

著者等紹介

大塚英志[オオツカエイジ]
1958年生まれ。筑波大学人文学類卒業。日本民俗学専攻。まんが原作者、評論家、編集者、神戸芸術工科大学先端芸術学部教授。『戦後まんがの表現空間』で第十六回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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