角川選書
法華経入門

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033993
  • NDC分類 183.3
  • Cコード C0315

出版社内容情報

法華経は、親鸞上人・道元禅師・日蓮聖人が拠り、アジア各国でもっとも流布した経典である。豊富なたとえ話を織り込みながらドラマティックに進行する法華経を、現代語訳を中心に現代生活に引き寄せて解説する。法華経漢訳より1600年。人が人らしく生きるための経典を現代に甦らせる。

内容説明

法華経はアジアでもっとも流布した経典で、『枕草子』にも『源氏物語』にも登場する。「三車火宅」「長者窮子」など身近な話から真理へと導くたとえ話が豊富なことでも有名で、「人は何のために生きるのか」「なぜ苦しみ悩むのか」など、究極の問題に対する答えを説く。日本の文化と心に大きな影響を与え、文学や芸術の精神的背景ともなった法華経の核心部分を現代語訳を主体に解説する。

目次

釈尊出現の兆候(序品第一)
最高の真理(方便品第二)
法華経のたとえ話(譬喩品第三)
長者窮子の比喩(信解品第四)
三草二木の比喩(薬草喩品第五)
化城宝処の比喩(化城喩品第七)
衣裏繋珠の比喩(五百弟子受記品第八)
悪人成仏と女人成仏(提婆達多品第十二)
髻中明珠の比喩(安楽行品第十四)
永遠の仏(如来寿量品第十六)
菩薩への委嘱(如来神力品第二十一)
もっとも流布した経典(観世音菩薩普門品第二十五)
法華経の成立とその背景

著者等紹介

則武海源[ノリタケカイゲン]
1963年静岡県生まれ。立正大学大学院博士課程満期退学。立正大学国際交流センター長、同大仏教学部助教授、同大法華経文化研究所所員。博士(文学)。北京大学・中央民族大学への日本国費留学、立正大学助手、講師をへて現職。専門は仏教交渉史、仏教文化史。「西チベット仏教史・仏教文化研究」(山喜房佛書林)で2006年、日蓮宗綜合財団奨励賞(学術研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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