角川選書
レオナルド・ダ・ヴィンチという神話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033597
  • NDC分類 702.37
  • Cコード C0371

内容説明

画家、建築家、彫刻家、舞台美術家、音楽家などの顔をもち、後世、神格化されて「万能の天才」の名をほしいままにしてきたレオナルド。自らは画家を称したこのルネサンスの巨人は、しかし、いっさいフレスコ画を描かず、一方で、完成された作品の数に比して膨大な素描・スケッチの類を遺した。さまざまな業績・画業に通底する表現技術としての素描、それを駆使して生きた、「イメージ・クリエーター」としての人間レオナルドを描き出す。

目次

序章 神格化されたレオナルド
第1章 フレスコ画を描かない画家
第2章 新天地ミラノでの活動
第3章 宮廷芸術家の立場と活動
第4章 最後の晩餐
第5章 夢想家(ファンタジスタ)レオナルド

著者等紹介

片桐頼継[カタギリヨリツグ]
1957年、岐阜市生まれ。武蔵野美術短期大学美術科卒業。学習院大学大学院美学美術史専攻博士後期課程満期退学(その間にローマ大学留学)。現職は実践女子大学文学部美学美術史学科助教授。専門はイタリア・ルネサンス美術史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キューブ

0
現代で万能の天才と謳われているレオナルド・ダ・ヴィンチの実像に迫る。作者は「万能の天才という称号を剥ぎ取るべきだと主張しない」と言っているが、本書を読んだ結果としては同時代でもっと優れた人物がいる、という評価になってしまうだろう。彼は完成させた仕事は多くないし、彼のアイディアも先駆者の功績による物が多いからだ。だが「評価」という曖昧な概念ではなく、彼が本当に成し遂げた実像に迫りたい、というのが本書の目的である。2016/04/19

mariner

0
天才と言われたレオナルド・ダ・ヴィンチの、実際の生涯。不完全で、孤独で。人間レオナルドの姿はとても意外。ルーブル行きたくなるね。2011/04/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/219903
  • ご注意事項

最近チェックした商品