角川選書<br> 元禄人間模様―変動の時代を生きる

角川選書
元禄人間模様―変動の時代を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047033139
  • NDC分類 210.52
  • Cコード C0321

出版社内容情報

元禄時代は、『葉隠』に代表される武士道の世界があり、一方で将軍綱吉の治める太平ムードがあった。赤穂事件、大岡越前はじめ、豪商紀文・奈良茂など繚乱の時代の人物像を通じて、日本人の生き方と思考を探る。

内容説明

五代将軍綱吉治世の元禄時代―それは百花繚乱の人間模様に彩られた時代だった。家康の天下統一から約一世紀、戦国の世は遠ざかり、「憂き世」から「浮き世」へ、まさに太平謳歌の時代となる。従来の価値観が変化し、混乱から秩序へと移行する中、武士は、商人は、農民は、いかに生きたか。元禄期の政治・経済・社会・文化を浮彫りにし、過渡的でありながらも前向きな空気に充ちた時代に生きる人々の姿を描く。

目次

第1章 かぶく世界(「天下一」の禁令;かぶき者の横行 ほか)
第2章 赤穂事件(松の廊下刃傷事件;吉良邸討入り事件 ほか)
第3章 弓馬から忠孝へ(元禄の政治と武士たち;芸者と芸術 ほか)
第4章 江戸の社会と経済―江戸と上方(紀文と奈良茂;江戸店持の上方商人の台頭 ほか)
第5章 歴史における虚像と実像(日本左衛門こと浜島庄兵衛)