角川選書<br> 「美しい日本」に殉じたポルトガル人―評伝モラエス

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角川選書
「美しい日本」に殉じたポルトガル人―評伝モラエス

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047032811
  • NDC分類 289.3

内容説明

日清戦争から昭和初期に至る三十余年間、近代化の進む日本の片隅で、消滅しつつある古い日本の良さを見出し、日本女性を愛し、日本の自然、歴史、習俗、「魂」までも愛し抜いたモラエス。遍歴の軌跡がもつ深い陰影の中に何がひそむのか。海軍中佐、神戸領事という高い地位を捨てて愛の追慕に生きながら手に入れようとしたものは何か。波瀾の生涯をめぐって従来肥大してきた虚構を排し、近年明らかにされた新事実を加えて、等身大のモラエス像に迫る。

目次

序章 初めて踏んだ日本の土
第1章 高まる文名―『極東遊記』と『大日本』
第2章 遠ざかる祖国ポルトガル―栄光と憧れ
第3章 不毛のモザンビーク―人妻との灼熱の恋
第4章 謹直と泥沼―マカオの妻子
第5章 神戸領事として―おヨネとの結婚と『日本通信』
第6章 おヨネの死と明治の終焉―「見るべきものは見つ」
第7章 徳島への片道切符―モラエス精神異常説と『徳島の盆踊』
第8章 唐人が愛した二十歳の町娘―凄絶なコハルの生と死
第9章 追慕(サウダーデ)―新たな宗教「雑種の蘭」と『おヨネとコハル』
第10章 尼と猫と子供たち―孤独と疎外
第11章 老いと死を見つめて―『日本精神』の完成と謎の死
終章 徳島のモラエス追慕