感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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万葉集から安部公房まで、日本文学の中で描かれている"幽霊"の系譜を辿る。「竹取物語」ではかぐや姫に死の世界からの使者の姿を見、「源氏物語」には跋扈する六条御息所の怨霊の霊威を綴り、「仮名草子」では墓場で踊って歌う骸骨達を紹介。日本の古典文学には常に霊の存在があり、それは日本の人々の価値観の反映でもあった、という。「雨月物語」にある、関白秀次一族の霊が大群で出現して、山中を「くつ音高く」練り歩き、自分達を陥れたという三成に「復讐してやる!」と叫んだ、という話が日本の幽霊らしからぬアクティブさで珍しい。2011/10/11
林 一歩
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面白いんですよ。ただ筆者に客観性が無いので少し鬱陶しい。もう少し文章鍛錬が必要って、国文学者に言う台詞ではないけれど。(苦笑)2011/09/19
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- 和書
- 奥アジア冒険5600キロ