角川選書<br> 日本の「文学」を考える―文学史の書き換えに向けて

角川選書
日本の「文学」を考える―文学史の書き換えに向けて

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047032552
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

「文学」「純文学」「大衆文学」「私小説」など日本文学のキイ・コンセプトを文壇・ジャーナリズムの変容とともに徹底的に検証し、歴史的変遷を洗い直す試み。国際的視野の回復、近代批判の系譜、文芸の全体の流れを追い、思想文化の総体を見直すという四つの発想の組み替えを通して、文学史を書き換える基本的な方向を提示する。

目次

1 はじめに
2 「文学」の現在
3 発明された「伝統」
4 「文学」の移入
5 「文学史」と「国語」の思想
6 「文壇」の成立
7 「私小説」と「心境小説」
8 大衆文学の誕生
9 大衆文学と大衆文化
10 交錯する概念
11 迷妄を破る
12 今日の「文学」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかぴー

1
日本の文学史を、作品の分析と西欧からの文化の影響、当時の世相などから多角的に明らかにしていくというもので、今までもっていた曖昧な文学観が一気に崩され、まさに「書き換え」られるのを感じた。 しかし、圧倒的な勉強不足、経験不足により読みこなせなかった部分も多かった。これが全て理解できるようになるのが、ある意味目標。2015/06/03

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