角川選書<br> 戦国武将の手紙を読む―乱世に生きた武将の鮮烈な心状

角川選書
戦国武将の手紙を読む―乱世に生きた武将の鮮烈な心状

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784047032187
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0321

内容説明

室町末期、天下を二分する大乱が起こった。応仁の乱である。幕威は失墜し、荘園制の崩壊が進む。実力のある者だけがのし上がってゆける下剋上の時代に、武力によって領国の支配権を掌中に収めていった戦国武将。死に臨む心境を語る手紙など、生死の極限に対峙した武将の心状を残された手紙に検証し、乱世に生きた彼らの人物像を探る。

目次

1 乱世の幕開け―戦国時代を切り開いた武将
2 天下一統に向けて―信長上洛から本能寺の変へ
3 天下人、豊臣秀吉の時代―山崎合戦から秀吉の死まで
4 徳川政権の確立―関ケ原と大坂の陣

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」

53
こないだ角川ソフィア文庫から出たものの元版。買わずに済ませる為に借りる。時系列に武将達の手紙を紹介した本で、今から20年以上前のものなので多少古い部分もあるが、良い入門書だと思う。不明にして知らなかったが加藤光泰という武将に好感を持った。著者の人物の好みも伝わる。加藤清正って荒くれ者かと思ってたがなかなかいい奴だ。秀吉や三好長慶は優しい。漫画の『センゴク』を読んでいる私には丁度良い本でした。2013/07/24

邑尾端子

3
戦国武将の手紙を紹介する本ですが時代順の構成になっているので読み進めることで戦国時代がなんとなく分かった気になれます。武将の手紙を読みながら、戦国時代の流れや主要人物を概観できる、中世史ビギナーに最適の導入書といえます。多少戦国武将について筆者のイメージで語り過ぎる感はありますが、そこは二木先生の御愛嬌って事で。2012/06/10

印度 洋一郎

1
太田道灌から徳川秀忠まで、戦国時代から江戸時代初期の武将達が残した手紙を読み解きながら、戦国時代の武家社会の実相や武将達の人となりに迫る。形式的な外交文書が多いが、そこから武将達のキャラクターに踏み込むのはやや飛躍のある内容もある。若き武田信玄が寵童の若き高坂弾正に出した、「他の子と関係しているという噂は嘘だから信じないで。お前への想いは本物だから」というラブレターはなかなか興味深い。そして、徳川秀忠の「大御所様(家康)、大坂攻めは私が着くまで待って下さい!」という手紙には関ケ原遅参のトラウマが伺える2020/04/07

kiriya shinichiro

1
他の本と読み比べるとちょっと微妙……。戦国時代通史として読むにはいいと思うんだけど、登場武将の数が多すぎて掘り下げられてないので……利家が賤ヶ岳で勝家と秀吉と板挟みでつらかったとか、取り上げられている手紙そのものは面白いものも多いので、ざんねん。2017/09/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/323320
  • ご注意事項