角川選書<br> 古代東国物語―荒(すさ)ぶる神々の系譜

角川選書
古代東国物語―荒(すさ)ぶる神々の系譜

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047031708
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

内容説明

本書は、現在の群馬・栃木県にあった「毛野国」に焦点をあて、従来の大和朝廷中心の観点を東国の方に移して書かれた、初めての古代史入門書である。

目次

序章 野生とフロンティアの東国
第1章 東国の在地活動
第2章 大和政権の東国掌握
第3章 東国の苦悶と抵抗

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

1
古代日本のまつろわぬ民といえば、東北のエミシ関係の本が多い中、東国(関東)の「毛野の国」に注目した珍しい本。古墳の形式・規模・変遷から毛野が大和に匹敵する東国の雄だった事を分析している。しかし、やはり基本的に資料が少なく、毛野氏が早くから大和に接近して王権の一翼(継体天皇の妻の実家は毛野氏の一族)を担うようになったためか、結局中盤以降はエミシ中心の記述になっている。東国本は難しいのだなぁ・・・。騎馬民族説や東日流外三郡誌を引き合いに出しているのも時代(80年代半ば)を感じるところ。2011/10/26

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