内容説明
全世界の釣り人を魅了する“釣りの哲学”。とにかく息の長い本である。一六五三年にロンドンで刊行されてから、三百年余を経た今日でもその人気は衰えていない。全世界の釣り人から「釣りの聖書」と讃えられる歴史的名著。
目次
『釣魚大全』書誌
道楽三家
川獺問答
鰔の巻
鱒の巻
続・鱒の巻
姫鱒の巻
鮭の巻
川かますの巻
鯉の巻〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
川越読書旅団
27
アイザック・ウォルトンにより1653年に刊行された釣りの指南本。と言っても単なる釣りの指南に終始することなく、牧歌的な風景、優しさに溢れる近隣の住人、そして素晴らしい音楽と詩に溢れた、釣りに全く興じない読者にとっても十分に楽しめる心なごむ作品。同時に、実は革命期の英国を背景に持つ隠者文学の系譜にある作品であることにも非常に興味がそそられる。2021/09/25
さんま
2
300年以上前に書かれた本であるため、その当時のイギリスでどのような釣りが行われていたか想像できた。思っていたよりも現在の釣りに近く、300年以上昔に書かれたということを感じさせなかった。釣師と猟師の会話から本が構成されていることが面白いと思った。2018/07/19
sayzk
1
挿絵は魚だけ。三百数十年前のイギリスの仕掛け、釣り場ポイントなど文章表現だけでは解かりにくかった。しかし、全体に漂う雰囲気は良し。2009/12/13
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