内容説明
近世社会ではすべての階層で、「家族」を営むことが理想とされるようになった。本書は、農家・町人・武家などの地方と都市の生活記録から子育ての多様な実態を探り、後継者育成に真剣に向き合う時代と社会の姿を明らかにする。子どもに対する理解力、親子に温かく関わる周囲の人々の様子は、失われつつある文化遺産ともいえよう。近世の家族関係を比較発達社会史の視座から見つめ、現代社会が、伝統的な子育て文化の何を受け継ぎ、何を超えてゆくのかについて考察した意欲作。
目次
第1章 家族と子どもの近世
第2章 子育て書の教育意識
第3章 「家」継承のための子育て
第4章 農村の人口問題と少子化
第5章 子宝意識と農村の子育て
第6章 都市の子ども文化
著者等紹介
太田素子[オオタモトコ]
1948年、東京都生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。教育学専攻。湘北短期大学、埼玉県立大学教授などを歴任し、現在、和光大学現代人間学部教授。2008年『子宝と子返し』(藤原書店)で第六回角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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