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出版社内容情報
『正しい歴史』が改変され、鬼が出現するようになった幕末の京都。
英国出身の天才錬金術士モルガナは一人の剣士を蘇らせた。その名は近藤三助、天然理心流剣術二代目宗主で、理心流を大流派へと押し上げた大剣聖だ(後の新撰組局長、近藤勇は理心流四代目宗主)。
だが蘇った剣聖・三助は剣をすでに棄てていた。
とはいえ歴史干渉のため、内から壊れようとする新撰組、その破滅回避を狙うモルガナは、新撰組の精鋭が現局長・芹沢鴨をまさに暗殺せんとする修羅場に、剣を棄てた三助を放り出し――。
心の一滴まで燃やし尽くされる、剣戟と錬金術が織りなす、心熱小説、開始!
【目次】
内容説明
『正しい歴史』が改変され、鬼が出現するようになった幕末の京都。英国出身の天才錬金術士モルガナは一人の剣士を蘇らせた。その名は近藤三助、天然理心流剣術二代目宗主で、理心流を大流派へと押し上げた大剣聖だ(後の新撰組局長、近藤勇は理心流四代目宗主)。だが蘇った剣聖・三助は剣をすでに棄てていた。とはいえ歴史干渉のため、内から壊れようとする新撰組、その破滅回避を狙うモルガナは、新撰組の精鋭が現局長・芹沢鴨をまさに暗殺せんとする修羅場に、剣を棄てた三助を放り出し―。心の一滴まで燃やし尽くされる、剣戟と錬金術が織りなす、心熱小説、開始!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
正しい歴史が改変され、鬼が出現するようになった幕末の京都。英国出身の天才錬金術士モルガナが、天然理心流剣術二代目宗主・近藤三助を蘇らせる歴史改変ファンタジー。歴史干渉による新撰組の内部崩壊を防ぐため、理心流を大流派へ押し上げた大剣聖・三助を蘇らせ、助力を仰いだモルガンが新選組の面々と接触して、彼女の技術を評価しながら警戒する土方と駆け引きを繰り広げつつ、長州藩に与する錬金術師の正体を探る展開で、男たちの複雑な想いと矜持を賭けた熱い戦いもあって、モルガンの本当の願いがどこにあるのか、そのあたりも続巻に期待。2025/10/26
真白優樹
11
死の間際、自分は伝説でも最強でもないと自覚した剣聖の男が、錬金術師の少女に復活させられ戦いに突っ込まれる物語。―――身に着けた技から逃げられぬとしても、只守るために。 歴史が歪みだし怪異が現れるようになった京都を舞台に、妖魔や人斬りと剣を交えていく物語であり、剣に生きる者達の友情や、友だからこそのぶつかり合いが心に熱さを齎してくれる物語である。まだ物語は始まったばかり、大勢は何も見えず。果たして少女の本当の願いとは。そして歪みだす歴史は守り切ることはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/10/24
尚侍
7
物語としては非常に良く描けているし、作品のテーマも心惹かれるものがあったのですが、いかんせん主人公の設定が好きになれず、最後の最後まですっきりできないという不思議な読後感を味わいました。これは主人公を斎藤に置き換えて読めばかなり面白くなるのではないかと思うのですが、やはり主人公には主人公でなければできない動きというものがあるので、それがない分やはり斎藤は本作の主人公にはなり得ないわけで、そのあたりが引っ掛かってなんともモヤモヤさせられましたね。残念ながら私には合わなかったです。2025/11/04
榛名
5
歴史改変系新選組のファンタジー要素ありの物語でした。私は結構好きなタイプの作品でした。 メインは新選組、新選組の歴史を変えるためにモルガナに蘇られた三助とモルガナで奮闘していくストーリー。三助がなぜ剣を取ることをやめたのか?その理由や、モルガナがなぜ、彼を蘇らせ、新選組に関わらせたのか??その理由がまだはっきりはわからない状態ですが、三助はいろいろな隊士と関わり、徐々に変わっていく過程がすごくかっこよくて、最高に素敵な物語を読めました。読む手が止まらなくなりました。ワクワクしました。2025/11/02




