出版社内容情報
去年は春名とのわだかまりもほぐれ、人間との向き合い方にも折り合いがついたように思える1年だった。今回も無事に1人の卒業を見届けられたし、俺も教師としての新たな目標ができた。
今年はどうやら進級する生徒はいないらしい……が、そこへ謎の美女3人が現れる。彼女たちは校長のお姉さんらしく、「理事長から弟を返してもらいにきた」と言う。しかも上級クラスの生徒として一緒に学校生活を送るだって!?
なんだかいつもとはちょっと違う賑やかさに、心配が芽生える4年目――生徒は彼女たちから、どのような影響を受けるのだろうか。
これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語……その新たな一幕だ。
内容説明
去年は春名とのわだかまりもほぐれ、人間との向き合い方にも折り合いがついたように思える1年だった。今回も無事に1人の卒業を見届けられたし、俺も教師としての新たな目標ができた。今年はどうやら進級する生徒はいないらしい…が、そこへ謎の美女3人が現れる。彼女たちは校長のお姉さんらしく、「理事長から弟を返してもらいにきた」と言う。しかも上級クラスの生徒として一緒に学校生活を送るだって!?なんだかいつもとはちょっと違う賑やかさに、心配が芽生える4年目―生徒は彼女たちから、どのような影響を受けるのだろうか。これは、異世界ファンタジーでも、人生やり直し転生でもない。人間を目指す人外女子たちと送る、ただの教師の物語…その新たな一幕だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
10
ずっと読んでいるシリーズの4巻目。本を読んでいるときにあまり普段気にしないけれど、来栖さんの文体が好き。芯の通った考え方を物語という形で表現するのが上手い。「妖怪は過剰な能力で孤独になる」というところは、映画を観るときは1日に6本ぐらい一気観することとか、ゲームが入り口で関心を広げるなど周りでは見かけない「才能としての好き」が孤独感に繋がっている現在の自分に深く刺さった。毎巻ニンゲン嫌いの主人公が導き手+人外が人間になるという要素から自らを見直すきっかけになるので次巻も非常に楽しみ。2025/02/26
彼方
5
元教え子である春名とのわだかまりも解け、再び始まる新たな一年。今年は進級する生徒はいないものの、校長の姉だと言う3人の美女が来訪し───第4巻。それぞれの生徒達と気ままに触れ合い、弟を縛り付ける学校を観察するお姉ちゃん達。その中で垣間見える各々の成長、人外を人間にする学び舎が作られた理由。校長の正体と…踏み込んだ様々な事も語られて、シリーズが終盤に向かっていくのかなという感じ。一冊一年だからもう次は赴任して五年目だもんなぁ…根津はまだ、ずっといてくれるのが嬉しいけども…旅立つ生徒達が晴れやかながら寂しい。2025/03/09
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