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出版社内容情報
「──小説を書くときに私が書き忘れてしまったことを、上野監督やスタッフの皆さんがきちんと見落とさずに拾ってくれた──そんな印象を持っています」(本文より引用)
2024年7月に放送を開始し、大好評の内に放送を終えたTVアニメ『義妹生活』。
その各話放送後に、Xで綴られた原作者・三河ごーすとの熱い想い。
それらのテキストを改稿したものと、読売栞の過去を彼女の視点で描いた書き下ろしの外伝小説──「グッド・バイ」を収録。
作品の奥深い魅力を増幅するための、ファン必携の一冊が登場!
内容説明
2024年7月に放送を開始、大好評の内に放送を終えたTVアニメ『義妹生活』。その各話放送後に、Xで綴られた原作者・三河ごーすとの熱い想い。それらのテキストを改稿したものと、読売栞の過去を彼女の視点で描いた書き下ろしの外伝小説―「グッド・バイ」を収録。作品の奥深い魅力を増幅するための、ファン必携の一冊が登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
24年7月に放送を開始して、大好評の内に放送を終えたTVアニメ『義妹生活』。その各話放送後にXで綴られた原作者の熱い想いや読売先輩の過去エピも描いた番外編。TVアニメ1~12話の原作小説のアニメと違う点、ポイントとなる細かい描写の解説、その段階で悠太と沙季がどういう心境だったのか、両親との距離感はどうだったのか。2人の物語ゆえにあまり掘り下げられていなかった周囲の行動や視点、そして読売先輩や藤波の背景が掘り下げられていて、思わず各巻を読み返してしまいました(苦笑)読売先輩の過去エピもなかなか趣が深いです。2025/02/23
ヴァル西野
10
感想動画: https://youtu.be/RJhftOxdRAQ | 実質プチ設定集。 悠太の視点からでは知る由もない他の人物達の考えや生い立ちと、今まで読者に開示されていない裏設定を補完する一巻。前期の沙季の考えと諸人物に対する解像度が上がる。栞の過去は想像の三倍ぐらい重い。雰囲気は本編と大分違って、結構文芸寄り。この前例があれば、丸と奈良坂、浅村家の両親や藤波の番外編も出る余地がありそう。2025/03/11
椎名
10
Twitter(現X)に投稿されていた怪文書ことアニメ解説感想の収録と、読売先輩の外伝短編小説というファンブックのような一冊。原作者自らの解説というのは良くも悪くも語り過ぎな部分がでてきてしまうように思えて放送中はあえて避けていたのだが、こうして読んでみると別媒体だからこそ見えてくるこの作品と関係性の味わいに気付かされて面白かった。読売先輩の外伝にも言えることではあるが、“っぽい”という印象だけで決めつけてはいけないという話でもある。本の間に挟まれるものだからというオチが綺麗で気持ちよかった。2025/03/03
とってぃー
10
読売先輩のお話もっとください!!!三河先生のアニメ感想解説、読売先輩の過去を描いた本巻。アニメを見たのは数ヶ月前ですが先生の解説で頭にあの頃の情景が浮かび上がってきました。アニメ見ても見てなくても初出し設定もあるので必見の1冊です。読売先輩のお話は、彼女の価値観と悠太の接し方の変化を伺い知れてとても面白かった。読売先輩の言葉の節々に自分の価値観と共通するものがあってかなり物語に入り込んでしまいました。読売先輩はとてもいいキャラで、もっと彼女の心内やお話を読んでみたいと思わされたので、外伝とか出ませんかね?2025/03/01
れっちん
9
正直めちゃくちゃ良かった。 すごーく良い読み物だった。義妹生活のアニメの奥深さ、また三河先生の愛もよくわかる(笑 上野監督、そしてアニメスタッフのある意味新説義妹生活、作者を1番のファンにさせるって凄い仕事だよなぁ。としみじみ思わされました。 後半は、読売栞を深掘る中編、「グッド・バイ」 ネタバレになるから深くは語れんが、読むと読売先輩の事がきっともっと好きになる。 黒髪、清楚、ジャージの組み合わせって素晴らしいよな。 ありがとうございました。そういう言葉が思わず出る一冊です。2025/03/01