出版社内容情報
空っぽの大人になった私を動かしたのは高校時代の小さな約束だった
40歳を過ぎたある日、地元を離れて暮らす私のもとにお葬式の招待状が届いた。結婚式の招待状みたいに華やかなそれの差出人は、亡くなった高校の同級生。名前に覚えはある…でも、なんで私? 本当の友達なんていないと思っていた男女4人の物語。それぞれが「高校生だった頃の私が今の私を見たらどう思うだろう」と、上手くいかない現実への思いを抱えて暮らしている。住む場所も生き方も異なる4人は、高校時代に一瞬だけ重なり合う瞬間があった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
119
「あなたを私のお葬式に招待いたします」こんな案内が届いたら驚いちゃうよね。差出人の事を思い出すまでの41歳・高校の同級生、美里・ミホ・百合子の毎日。そして関わったのは同じくさわやかイケメンだった同級生・亮介・・あの時の約束が切なくて、美しい虹の映像が脳内で変換される。私にもいつか・・思い出すような約束があったのかもしれない。早く思い出して私(汗)2025/03/08
しま
3
ネットの記事で見て気になって。特別何かが起こるわけではないのだけれどジワリと染みる2025/05/24
ももかおるん
2
なんか…ほろり涙。「べつに友達じゃないけど」水原さんにとっては大好きな人たちだったのよね。水原さんはどのように生きていたのかな…。伊藤くんも一歩踏み出されるかな。2025/05/21