ＭＦブックス 最強ポーター令嬢は好き勝手に山で遊ぶ―「どこにでもいるつまらない女」と言われたので、誰も辿り着けない場所に行く面白い女になってみた〈１〉

富士 伸太【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2024/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 308p／高さ 19cm
• 商品コード 9784046840509
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

貴族令嬢のカプレーは、婚約破棄をきっかけに、前世の自分が登山中崖崩れに巻き込まれて死んだ日本人であったことを思い出した。新しい人生では、おもいっきり登山を楽しむことにした彼女は、相棒のマーガレットと異世界の山の制覇を目指す。この世界の山には危険な魔物が存在し、屈強な冒険者でなければ攻略できない。だが、前世の知識や登山スキルを持つカプレーにとっては、魔物を避けて登山をすることなど簡単だった。カプレーは登山用品の開発をはじめ、山小屋グルメや温泉を楽しみながら名山、霊峰、危険な山々に挑戦していく。
やがて、彼女の活躍は知らぬ間に異世界の人々を驚かせ、彼女はいずれ語り継がれるような伝説の聖女になっていて――!?
登って、食べて、笑う！　ポーター令嬢の異世界登山伝記♪

内容説明

貴族令嬢のカプレーは、婚約破棄をきっかけに、前世の自分が登山中崖崩れに巻き込まれて死んだ日本人であったことを思い出した。新しい人生では、おもいっきり登山を楽しむことにした彼女は、相棒のマーガレットと異世界の山の制覇を目指す。この世界の山には危険な魔物が存在し、屈強な冒険者でなければ攻略できない。だが、前世の知識や登山スキルを持つカプレーにとっては、魔物を避けて登山をすることなど簡単だった。カプレーは登山用品の開発をはじめ、山小屋グルメや温泉を楽しみながら名山、霊峰、危険な山々に挑戦していく。やがて、彼女の活躍は知らぬ間に異世界の人々を驚かせ、彼女はいずれ語り継がれるような伝説の聖女になっていて―！？登って、食べて、笑う！ポーター令嬢の異世界登山伝記♪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はじめまこと]

いやぁ面白い まずイントロから神だよ 異世界書ける登山を標榜しながら山岳信仰を中心に異世界の人文・自然科学的背景を見事に作風に落とし込んでいる テーマが展開を綺麗に纏め、そしてしっかり百合が尊い 異世界大喜利はこういうのがいいんですよ そりゃ登山を細かく描写するなら地理や地学、分類学が必要なのは当然なんだけど 登山の醍醐味のひとつとしての世界の広さを描くためにはやはり世界のディテールを深くしなければならない訳でして 短く簡潔に世界観設定を小出しにして世界を広げていくのが読んでいてとても楽しい ↓

2024/10/30

[夜市よい]

◇Web版と比較して最初と最後の新規エピソードで主人公の為した功績を振り返れて、更に主人公の標高7000m超え前人未踏の天魔峰に登るという目的がより強調されていたのが良かった。 ◇そして登山の良い場面での挿絵の風景が美麗だったのが印象的で、ロッククライミング等での登山ものならではの脚の描き方が特に気に入りました。 ◇Web版の連載は追えてなく、これから先の展開が早速気になる所ですが続巻を期待して書籍で読みます。

2024/10/01

[KOU]

Web版既読。貴族令嬢のカプレーは、婚約破棄をきっかけに登山が大好きでフリーの登山家として様々な活動をしてきた前世を思い出した。そして婚約者だったケヴィンの新しい婚約者になったマーガレットに登山装備を慰謝料として作って貰い、巡礼者となろうとする。巡礼者は、山頂の祠で祈りを行うことで自然災害を抑えるという役割を持っていて、偉業を行った者は聖者や聖女と呼ばれるようになるのだが……プロローグとエピローグはこう来たか。

2024/09/22

[じゃみじゃみ]

婚約破棄から始まるけど元婚約者が早々に消えて女同士で仲良くなるの珍しいかもしれない。割と良かった

2024/10/16