出版社内容情報
お互いの今を大切に生きると決めたルシルとフィリスのもとには、日常が戻ってきていた。そんな折、二人の家にフィリスの師匠の遺作が見つかったとの知らせが届く。生前、師匠が生み出した数々の芸術作品には“思念”が宿り、周囲に悪影響を及ぼす危険があるようで……。
「共に行けるか」
状況を探るため、ルシルはフィリスに連れられ、未知なる魔法使いたちの街へ足を踏み入れることになった。飛んで移動する人々、人の手伝いをする動物たちなど、驚きに満ちた光景にルシルは戸惑う。
そんな中、遺作が出品されたというオークション会場に向かう二人は、過去最大のピンチに巻き込まれ――?
あなたのことをもっと知りたい。長い時間を生きるフィリスへの切ない願いがあふれる、再就職ファンタジー第四弾!
内容説明
お互いの今を大切に生きると決めたルシルとフィリスのもとには、日常が戻ってきていた。そんな折、二人の家にフィリスの師匠の遺作が見つかったとの知らせが届く。生前、師匠が生み出した数々の芸術作品には“思念”が宿り、周囲に悪影響を及ぼす危険があるようで…。「共に行けるか」状況を探るため、ルシルはフィリスに連れられ、未知なる魔法使いたちの街へ足を踏み入れることになった。飛んで移動する人々、人の手伝いをする動物たちなど、驚きに満ちた光景にルシルは戸惑う。そんな中、遺作が出品されたというオークション会場に向かう二人は、過去最大のピンチに巻き込まれ―?あなたのことをもっと知りたい。長い時間を生きるフィリスへの切ない願いがあふれる、再就職ファンタジー第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
66
二人の仲が進まないです、、(笑)2人で旅行(?)に行って、同じベッドで泊まったからだいぶ進歩なのかな。2024/03/30
ネムコ
20
今回は魔法使いの街に出張編。先生の師匠(故人)は芸術肌の魔法使い。彼の残した“モノ”には意思があった。久々に発見された師匠の遺品はオークションに出品されることに。それが偽物か本物か鑑定するため、そして本物なら封印するためにフィリスはルシルを伴って魔法使いの街『グルマガズラ』へ旅立った。最初の感想は、魔法使いってこんなにいたんだ!ということ。人間と比べると何パーセントくらいなんだろう。春を売る人もいるのね。結構大ごとになったけど最後はルシルの一喝で終了。やっぱり良いカップルですね♪2024/05/06
冬野
8
シリーズ第四弾。ルシル、先生の過去が気になるの巻。シリーズいち好きかもってくらい良かった。ルシルとフィリスが訪ねた魔法使いの街の、光景や喧騒が伝わってくるようでわくわくする。売ってるものとか案外東洋的なのね…?とにかくルシルと先生の距離がじりじり縮まっていく様子が尊い。特にルシルが先生の名前を呼ぶシーン、先生がルシルを家族と表現するシーンがグッと来た。「私を最もよく知る人間が、君であってほしい」という先生の言葉、やべー。もう愛じゃん。小生さんや先生の師匠が意外な性格で好きになりました。星:4.5/52024/05/01
RINGOoisiiiiiii
8
フィリスの師匠の遺品が見つかった。師匠の遺品はなにやらいわくつきが多いらしく、遺品を見るためにルシルはフィリスとともに魔法使いの街へと行くことになり…。何がいいって小生さんが小生さんで固定されたってことですかね…。名前きても小生さんで馴染んでしまったので!魔法使いたちの街で今回は人よりバレしなかったけど今後あるとなると怖いなぁ。ルシルが人でありながらも魔法にきちんと向き合うから絆されるのかなぁ。二人は二人の距離で近づいてるの尊い…。ちゃんと家族として内側にいるのって良い。2024/05/16
まき
6
フィリスと共に魔法使いの町まで来たルシル。そこまでの旅行行程が長い、遠い町。先生の過去とかが知りたくなって、でも素直に聞けなくて悩むルシル。それにしても先生の師匠は人騒がせな身勝手な人だ。ルシルがどんなに先生の姿でも受け入れられないのは当たり前なのに。最後は家が一番となるほどの冒険旅行だった。2025/06/22