出版社内容情報
「人間っていつか羞恥心で死ねると思うんだ……」
中学二年生のとき、異世界に召喚され世界を救った勇者、日崎司央。悪魔王を倒し現代に強制送還された彼は、その五年後、今再び異世界に召喚される。秘密結社「ヘルヘイム」の暴走を止めるために――。
しかし、実はその組織、かつて厨二病を患っていた彼が「屍王」と名乗り組織した、思い出すも恥ずかしい黒歴史だっ!?
なぜヘルヘイムは暴走しているのか、誰が悪名を振りまいているのか。屍王は最強の部下「八戒」を再び集めつつ、その謎を解き明かし組織の汚名を返上すべく、異世界で再び行動を開始する――厨二病という黒歴史に悶えながら……。
まずは鉄鋼都市ガギウル。不作に喘ぐ街と窮地に立つ鈍色の伯爵令嬢を救出せよ。
「――ヘルヘイム、作戦開始だ」
内容説明
「よくもまあ昔の俺は、こんな恥ずかしいことノリノリでやってたよ！」中学三年生のとき、異世界に召喚され世界を救った勇者、日崎司央。悪魔王を倒し現代に強制送還された彼は、その三年後、今再び異世界に召喚される。秘密結社「ヘルヘイム」の暴走を止めるために―。しかし、実はその組織、かつて厨二病を患っていた彼が「屍王」と名乗り組織した、思い出すも恥ずかしい黒歴史だった！？一体誰が“ヘルヘイム”の名を騙り、悪名を振りまいているのか。その謎を解き明かし組織の汚名を返上すべく、屍王はかつてヘルヘイムを最強たらしめた幹部「八戒」を再集結させ、再び異世界で行動を開始する―黒歴史に悶えながら…。まずは鉄鋼都市ガギウル。不作に喘ぐ街と窮地に立つ鈍色の伯爵令嬢を救出せよ。「―ヘルヘイム、作戦開始だ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
34
異世界で、厨二病の黒歴史を盛大に拗らせてやらかした主人公。相手の首領を仲間と共に倒した後に元の世界に1人だけ帰り。普通に暮らしていたが、その異世界の神からお前の作った組織がアホやってるぞと言われて、鎮火しに行ったら。彼の創った組織の名を騙って悪さをしていた。その裏に魔族の影がチラホラ。それにしても王族が主人公を危険視しているのが気になる。その王族に主人公の妹が居るのも、、次の巻が待ち遠しい。2024/09/04
わたー
22
★★★☆☆異世界転移したクラスの中で唯一生き残り、死闘の果てに異世界を救って現代に帰ってきた主人公。時折、当時の中二病全開な言動がフラッシュバックしては悶えていた彼だったが、かつて率いた秘密結社「ヘルヘイム」のメンバーが異世界で暴れていると神に告げられ、再び異世界転移を果たすことになる物語。なんだろう、決してつまらなくはないんだけれど、私の琴線を刺激しないというか、絶妙にフックが引っかからないというかなんというか……Not for meとまではいかないまでも、あまり刺さらなかったかな…2024/08/15
ささきち
13
陰実好きなら読めとのことで読んでみたがわかるようなわからんような?な気持ちですね。設定のテイストは似たり寄ったりではあるのだが、主人公が厨二を恥ずかしがるお年頃になってしまいシャドウ様のように何も考えずに楽しむのとはちょっと違うよね。厨二要素もなりきらないと耐えられない精神状態だったとかだとなおよし！って感じだがどうなんですかね？このイケメンスマイルから色々と精神壊れてますぜ展開待ってます。まぁ自分の黒歴史やら演技シーンを実の妹に見られて耐えられる兄があるのかってのがこの作品のラストシーンかもしれんなw 2024/08/31
シノミヤユウ
12
安定感があって楽しい！異世界に再召喚された、かつて秘密結社を率いてその世界を救った少年。再会した部下とその結社を騙る存在を探る道中、過去の厨二っぷりに悶えつつもキメる時はキメて仲間の信頼に堂々と応える主人公がカッコよかったです。飄々とした彼の力強い言葉が、出会った者を鼓舞するアツさよ。 敵への容赦のなさと仲間への愛を貫く主人公と、彼への微笑ましい程のぞっこんっぷりを見せる仲間達の安定した姿勢には、どんな困難も超えられそうな信頼感があり。固い絆で結ばれた仲間達が再び世界の脅威を掃討する爽快なファンタジー。2024/08/08
蛇の婿
11
題名から、なんかひどい目に遭った人間がアンデッドになって人間に復讐する話を期待して読み始めたら違ったでござる。まぁなんというか私はいつまでたっても厨二病を卒業できない人間であるのである意味楽しく読了。いろいろ突っ込みどころはあるトホホな話なんですが何も考えないで読むのが吉です。妹ちゃんのエピソードが面白かったので続巻も読みます。なんだかなぁw2025/01/18
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- 和書
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