出版社内容情報
第11回新コミックエッセイプチ大賞受賞・うめやまちはる初コミックエッセイ。
30代、憧れの仕事に就いて充実しながらも忙しい毎日。ある日、小さなミスをきっかけに体調が転がるように悪化し働けなくなった―
病気を患い、仕事を退職。結婚して専業主婦になるも、「普通の生活ができない」ことから「自分に自信がもてない」日々を送っていた。そんな日々を変えるきっかけは、毎日の普通の料理。
太陽が眩しい朝、起き上がれない私、それでも自然とお腹は空く…。いまできる精一杯の力で日々の普通で小さな料理に、じっくり向き合う。雑炊、おみそ汁、目玉焼き、きんぴら…じっくりコトコト、ジュワ~っと、私を取り戻す食卓。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イカまりこ
5
仕事のストレスから病気になってしまった作者さん。ヤル気の出ない体でもできることを探していって、ちょっとずつイメージしたものに近づけていくコミックエッセイ。いいご夫婦だなと思ったし、夫婦関係に何度もびっくりさせられた。毎日のごはん作りって地味に大変だよね。作者さんは5時間がかりの作り置きで翌日ぐったり。私は料理時間は耳読書の時間として、いくらでも時間かける気で割りきってやってる。固定観念で凝り固まってるより自分に優しい時間配分、味付けなど、視点変えることの大事に気づける。美味しいもの食べれるの幸せだよね~。2025/05/22
あやほ
3
タイトルがまさにぴったりの物語! 心が鬱々として生活するのが大変な主人公のちはるが料理を通して大切なことに気づいて少しずつ変わっていく物語。 イラストが私好みなのもあるけど、読んだ後に心がほっこりして前向きになれる物語でした。 やっぱり手を動かす料理っていいな。2023/12/16
Hanna
2
心曇るところが読んでいて重くてしんどい。その反面、ごはんを作ったり食べたりするシーンが軽くてホッとする。2025/03/26
麻琴
1
心の病気で仕事を辞めた著者が料理や日々の暮らしの中の気付きから「自分を取り戻す」という流れ。広告で見かけて状況的には似ているので読んでみたけど自分には合わなかった。細かすぎて生き辛そう…。「普通」の話とか申し訳ないけどイラっとした。旦那さんにも結婚の形の所でかなりイラっと。全体的に無理だった。2024/12/11