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出版社内容情報
失踪・人身売買・不当な死など、様々な事件を大胆不敵に調査していく潔娘(ゲリョン)だったが、やがて自分自身にも危険が迫る。
そしてついに結婚の道を歩み始め…。
潔娘はついに事件の真相を突き止めることができるのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
26
清朝末期辺りの台湾を描いた作品。女には何も許されない社会。女は人間として認められない社会。読んでいて気持ちがどんより暗くなる。これが普通だったんだよなぁと思う。今も変わったようで変わっていないところが沢山ある。根っこにあるものを変えていくにはきっとまだまだ時間がかかるだろう。それでもこんな時代があったのだということを、忘れてはいけないと思った。男性にも是非読んで欲しい力作。2023/09/03
ori
12
(上下合わせた感想)台湾最強の幽霊、陳守娘の怪奇伝説をモチーフに清朝時代を舞台にしたミステリーコミック。生まれる子は男が良し、女はいらない(生まれても沼に沈めたり…)という、どこまでも女はいらない女はいらないで、女がいなきゃ男も生まれないんだよと途中キレそうに😓人間の女でいる時は無力で何もできなかった者が死んで幽霊になって初めて持つパワー。これ日本の幽霊話も同じなんだよなー。男の幽霊話ってないもんね。晴れぬ恨みも怨みも死んでから爆発させる女の幽霊は、いかに彼女が現世で無き者とされていたかってことなのだ。2024/06/11
たけはる
10
表紙を見て「あっこれ絶対好きなやつだわー」と購入。清朝時代の台湾を舞台にした怪異譚。とはいえただオドロオドロシイわけではなく、根底には虐げられてきた女性たちの悲哀や憤りがあり、読み進めるにつれて切なくなります。主人公とそのお兄ちゃんの明るさが救い。こうした「先進的な」考えの人がきっと当時も存在していて、そういう人が次の時代を形作っていったのかなと思いを馳せます。2023/07/29
suisei214
6
お兄さんがいい人で本当に良かった 繊細な絵がとても良い…のだが中略の字がとても小さくて大変だった(個人的理由)この時代に詳しい本を探したい 2023/09/03
糸文
5
★★★★☆ 纏足してない杜潔娘が女に理不尽な清朝時代の中で抗う話。現代で生きてて良かったと思わせてくれる、、、2023/09/07
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- さかしま 河出文庫