MF文庫J<br> TAMAYA

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MF文庫J
TAMAYA

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046824011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ずっと劣等感を抱いていた。
勉強や運動はもちろん、料理や裁縫もいまいちで得意だと言えるものは何もなかったし、友達を作るのも苦手。
しかも、弟は俺と違って何でもできる優等生だ。
なんでもいいから人より上手くできて、誰からでもいいから特別だと認められたかった。

「俺の生きてる意味ってなんだよ! 誰か教えてくれよ」

それでもキミと一緒に見たあの日の花火は俺に『特別』を教えてくれた。
だから挑戦してみるよ、また一緒に花火を見たいから。
あの夏の体験は現実だったのか――。
これは『特別』になることを諦めていた少年が大切なものを見つける不思議な夏の物語。

内容説明

ずっと劣等感を抱いていた。勉強や運動はもちろん、料理や裁縫もいまいちで得意だと言えるものは何もなかったし、友達を作るのも苦手。しかも、弟は俺と違って何でもできる優等生だ。なんでもいいから人より上手くできて、誰からでもいいから特別だと認められたかった。「俺の生きてる意味ってなんだよ!誰か教えてくれよ」それでもキミと一緒に見たあの日の花火は俺に『特別』を教えてくれた。だから挑戦してみるよ、また一緒に花火を見れるように。あの夏の体験は現実だったのか―。これは『特別』になることを諦めていた少年が大切なものを見つける不思議な夏の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

33
何をやっても上手く行かず、優しい同級生・丸谷花火に励まされてもすっかり自信を失いかけていた高校生の小川優希。そんな彼が自分にそっくりな少年・小川昴希に出会い、入れ替わりを提案される青春小説。車からキツネを救う優しさを持つ優希が、肯定され癒されることを思い出した入れ替わりの日々。そんな彼が昴希と花火が約束した夏祭りデートに代わりに行く展開で、翔とレナとの出会いから変わってゆく心境、そして密かに支えてくれる存在にも助けられて自分の大切なものに気づき、向き合うようになってゆく優しい結末はなかなか良かったですね。2023/04/25

如月 梨音@りとくんとペア画中ෆ˚*

22
自分には「特別」が何もないことがめちゃくちゃ共感できて「あーそれな!」って思ってた(笑) あと絵が可愛すぎる笑笑2023/09/05

半熟タマゴ

12
何をやってもうまくいかない劣等感を抱える高校生・小川優輝。夏休みのある日、自分と同じ顔をした昂希との出会いで人生が変わっていく青春ストーリー。特別に憧れ続けて、でも自分は特別にはなれないと諦めていた優輝が自分の中にずっとあった大切なものに気づいていく展開が心に響きました。この1冊だけでも独立して読めますが、『グッバイ宣言』のあの二人が登場したのが一作目から読んでる読者としては嬉しかったです。2023/08/01

白雪ちょこ

11
グッバイ宣言シリーズの中では、一番好きな楽曲なので、とても楽しめて読むことができた。 挿絵も表紙も、相変わらず可愛いらしい。 今回は、ファンタジー要素も豊富になっており、途中から「あら?誰?」と思うような文章があったが、最後の最後の方で全てが解決されている。 「自分は特別な人間になりたい」と、思っている主人公。 歌詞に沿っている、「劣等祭」なども使われていたところは、作者の才能を感じた。 最終的に全てハッピーエンドになり、前向きに生きていけるようになった主人公にも、ホッとできた。2024/03/15

彩葉 楓🍁

11
【★★★★☆】たまや〜☆自分は何も出来ない、特別じゃない。そんな劣等感を抱く少年が特別とはどういうものか、何なのかを見つけていく物語。しかし、“特別”なんて目の前にあったじゃないか。このシリーズは灯台もと暗しの如く身近にあるからこそ見つからないものを照らしてくれる、己と見つめ直す機会を与えてくれる作品だと私は思いました。個人的には特別なんてどうでもいい人種なんですが私は、他のところは共感するところは多く。ほんとに良い作品だなと。ヒロインが可愛いなと。特に最後。まさか××が恋を…良いね。そういうの大好き。2023/08/08

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