狐と戦車と黄金と〈１〉傭兵少女は赤字から逃げ出したい！

柳内 たくみ【著】/叶世 べんち【イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 392p／高さ 19cm
• 商品コード 9784046823267
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

傭兵として戦っても、赤字にしかならないことに虚しさを覚える狐娘フォクシー。大金が手に入るらしい伝説のプレートを追うフォクシーと仲間達は、交易でカネを稼ぎつつ戦車に乗って旅をしていた。訪れた街で、誘拐されていた少女レオナを偶然助けた一行は、彼女がプレートの情報を持ち、かつ商売に長けていることを知る。救出の礼としてレオナのキャラバンに招待されるフォクシー。しかし突然、傭兵集団の襲撃を受け、キャラバンが壊滅してしまう。復讐に燃えるレオナは、武力では敵わない敵をカネで倒すことを決意。商品取引所を舞台に緊迫のマネーバトルが展開されるなか、別行動のフォクシー達も、相場を動かす重要な情報を入手していて――

内容説明

傭兵として戦っても、赤字にしかならないことに虚しさを覚える狐娘フォクシー。大金が手に入るらしい伝説のプレートを追うフォクシーと仲間達は、交易でカネを稼ぎつつ戦車に乗って旅をしていた。訪れた街で、誘拐されていた少女レオナを偶然助けた一行は、彼女がプレートの情報を持ち、かつ商売に長けていることを知る。救出の礼としてレオナのキャラバンに招待されるフォクシー。しかし突然、傭兵集団の襲撃を受け、キャラバンが壊滅してしまう。復讐に燃えるレオナは、武力では敵わない敵をカネで倒すことを決意。商品取引所を舞台に緊迫のマネーバトルが展開されるなか、別行動のフォクシー達も、相場を動かす重要な情報を入手していて―

著者等紹介

柳内たくみ［ヤナイタクミ］
元自衛官で、２０１０年に「ゲート　自衛隊　彼の地にて、斯く戦えり１．接触編」（アルファポリス）で出版デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

時には戦車傭兵や交易で金を稼ぎつつ、戦車で旅するフォクシーと仲間たち。訪れた街で商売敵に誘拐されかけていた令嬢レオナを偶然助けるファンタジー。発掘された戦車を運用する傭兵同士の戦いでは、フォクシーたちの乗る74式戦車が大活躍。しかし一方で金食い虫な戦車の部品調達や維持に四苦八苦する戦車傭兵達の姿も描かれ、武力では敵わない戦車傭兵団にカネで復讐することを決意し、盤外ではフィクシーたちの協力も仰ぎながら、商品取引所でマネーバトルを仕掛けたレオナの覚悟は圧巻でした。そんな彼女も加わっての今後の展開が楽しみです。

2023/03/27

[サキイカスルメ]

戦車乗りのケモミミ少女たちがある少女と出会い、戦い、旅を続けるミリタリーファンタジー。いきなり戦車での戦闘描写から始まったのには驚きました。戦いやそれ以外での死はすぐ近くにある世界観なんだというのが、伝わってきてよかったです。ケモミミ可愛い。ケモミミ可愛いとか言ってられない状況なのはわかってるんですけど。過酷で辛い環境だからこそ、そんな中で仲間と突き進む姿が輝いて見えた。戦車や銃などのミリタリー要素に知識がほぼ0の私でも、メインの登場人物が良くて楽しめました。イラストも大変美麗でした。続きも読みたいです。

2023/03/31

[ツバサ]

読了。

2023/04/04

[らいら]

孤高のケモミミ少女達が、戦車を繰り出し荒野を往く。 ケモミミ少女、戦車、そしてマネーゲーム。師匠を探しながら戦車１台で砂漠を征くという、非常に厳しい世界観の下、３つの要素の歯車がピッタリと重なり合って進む展開がとても素晴らしい作品でした。 一番の見所は、やはり終盤の展開。 お互いの盤上を有利に進める為、自分たちの盤面で努力するのは勿論。盤面の外側にも目を向け、策を巡らせつつ戦いを繰り広げるシーンは激アツ。 勝敗を分けるのはいつも僅かな差。情けは人の為ならず。

2023/03/29

[シャトーブリアン]

★★★★ 後半のマネーバトルは面白かった！ ししょうに育てられたフォクシー達は突然姿を消したししょうを探す為に傭兵として貧乏旅を続けていた。その時にたまたま騒動に巻き込まれたフォクシー達は誘拐されていた少女レイナを助ける。この巻は主にレイナの復讐劇といっていいでしょう。 前半は世界観やキャラ達の会話がメインなので、普通(ケモ耳興味ないから特に･･･) 戦車での戦闘描写は呆気なく人が死になかなか良かったです(笑) ただ戦車の名前が覚えれない･･･ナナヨンだけ覚えとけばなんとかなる！

2023/04/02