出版社内容情報
平将門豹変の謎を追う晴明と博雅。一方、蘆屋道満は、京に大乱を起こそうと企む意外な首謀者に辿り着く。--時は戻り、将門の乱の渦中。俵藤太は将門の居城を訪れるが、そこにかつての友の面影はなく……!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
8
相変わらず俵藤太がメチャクチャ格好いい。映像にしたらさぞやというアクションに、弱者は庇えども自身の運命には無頓着なつわものぶり。次巻ではいよいよ将門との決着であろうか、胸躍る。晴明たちの出番は、その後だから6巻かなあ。2022/12/28
金目
7
相変わらず藤太のアクションが格好いいし、博雅や師匠に振り回されてる晴明が面白い。歴史修正が悪とされるのはプロパガンダやファンタジーを歴史と呼んでいる国でのことで、歴史なんて好きに遊べばいいじゃないかという姿勢、見習いたい。広まった雛型イメージをそのままやるにしても、自覚してやるのとやらんのじゃまた違うだろうしね。前からウマ娘ネタは散見されてたけど、それでも押さえていた方なんだろうなwカバー裏みる限り2023/01/16
じょり
6
小次郎って誰だと思ったら平将門だったのか。帯に書いてるね、決別って。将門も馬に酷いことしたけど、俵藤太も大概やったがな。ちゃんと労ってたけどね。しかしこの人が描く女性はきれいね。2023/10/13
おりひら
6
清明と博雅のコンビより、俵藤太が面白い問題。京の都で何が起きようとしているのか?早く続きが読みたい。2023/01/06
5〇5
4
第4弾は、俵藤太と平将門との関わりに焦点を当てた展開だ。京に弓引く異形の存在となった将門の軍に、藤太が戦いを挑む。アクションシーンでの巧みな空間の使い方と、立体的にデフォルメされた描写が、スピード感と迫力を生み出している。矢も刃も通じぬ鉄の肉体を持つ将門とその背後で糸を引く興世王。この興世王こそが、京に怪異をもたらす黒幕なのか。だがまずは、藤太と将門の戦いの行方に注目したい。😃2025/06/04