わたしは家族がわからない

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わたしは家族がわからない

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784046815491
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

役所勤めの真面目な夫、「普通がいちばん」が口癖のパートの妻、活発な保育園児の娘という3人暮らしの平凡な家庭。しかしある日、父親はなんの前触れもなく失踪し、1週間後に帰宅する。
それから数年が経ち中学生になった娘は、父親の姿を家から離れた駅で何度も見かけたとクラスメートに聞かされ、不審に思って待ち伏せることに。大好きだった父が家に帰ってこなかった、幼い頃のおぼろげな記憶。1週間ぶりに帰宅した夫を問い詰めず、何もなかったことにした母。過去の記憶と現在の父親の行動には何か関係があるのか。父は何を隠しているのか。
やがて平穏な生活は崩れ、「普通」だったはずの家族の形が少しずつ変容していく……。

やまもとりえが挑む、「家族のあり方」を揺るがす衝撃のミステリコミックエッセイ!

内容説明

突然1週間失踪した父。その理由を問わなかった母。あの時、わたしの家族に何が起こったのか?「家族のあり方」が揺らぐミステリコミックエッセイ。

目次

第1章 星野美咲 パート(口癖;違和感;未読 ほか)
第2章 星野ひまり 中学生(平和;記憶;追跡 ほか)
第3章 星野誠 公務員(少年;出会い;普通 ほか)

著者等紹介

やまもとりえ[ヤマモトリエ]
鹿児島県出身のイラストレーター。長男(天パ)、次男(貫禄)、4つ年下の旦那さん(なで肩)、猫のトンちゃん(ガリガリ)と大阪でのんびりと暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

42
なにこれ。なにこの男。まったく共感できないままでした。家族は共同作業です。ともに話し合い、時にはぶつかり合って理想とする目的に向かって一緒に走るパートナーです。だからこそ、ワンオペが大変で歪む団体なのです。わたしはこの「家族」がわからない。こんな風に家族を配置換えできる男も、問題から目をそらす女も、おかしい。他に優先順位を置くことでいちばん傷つくのは、子どもなのに。2024/04/15

なつ

31
図書館での一期一会本。タイトルが謎で手に取った。最初は特に何も起きないまま頁が進んだけど、徐々に不気味な液体がどこからともなくじわじわ浸み込み始め、気付いた時にはもう完全に自覚できる程の量のそれが溜まっていた。そうなるとザワザワと波が立つまで時間はかからない。『普通』の夫婦『普通』の家族。一般的であればある程、どこにでもある・いる形だからこそ、いつ自分の身に降りかかってもおかしくないという怖さ。1人が見て見ぬふりをし、もう1人が嘘をつく。共に暮らしていくには信用と信頼を継続させるための努力が何よりも大切。2023/11/11

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

16
野原広子さんの作品でたまに味あう不条理感に似たものがあった。夫がやらかしたことの是非は置いといて、こういう理解できんことが起きるんだよ、ってこと。大切に思う家族がいくらいたって、別の大切にしたいものが現れるということで。大きなテーマは、こういう家で育った子がどうなっちゃうか、ってこと。2024/09/17

ごへいもち

14
電子版をピッコマで読了。つい気になってもらったポイントで購入

K1

14
誰が悪いーとかではないんだろうな。確実なのは今の家族がずっと続くことはないってことかもー子どもは大きくなるし、親は老いていくしね。2022/07/03

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