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出版社内容情報
誰にも知られてはいけない、二人だけの秘密の生活が始まった。
兄妹のようで恋人のようでもある、名前をつけられない関係を育む悠太と沙季。
自分の都合を押しつけたりせず、かといって抱え込みすぎもせず、適切に頼り合いながら、お互いに理想のパートナーでいようと試みる二人。
初めてのデート、不慣れなファッション、友達の誕生日会、そしてハロウィン。
様々な出来事を通して、同じ時間を過ごす中で、異性に期待せず生きてきた二人に少しずつ『変化』の兆しが見え始める。
また周囲の人間も、徐々に彼らの『変化』に気づき始め……?
内容説明
誰にも知られてはいけない、二人だけの秘密の生活が始まった。兄妹のようで恋人のようでもある、名前をつけられない関係を育む悠太と沙季。自分の都合を押しつけたりせず、かといって抱え込みすぎもせず、適切に頼り合いながら、お互いに理想のパートナーでいようと試みる二人。初めてのデート、不慣れなファッション、友達の誕生日会、そしてハロウィン。様々な出来事を通して、同じ時間を過ごす中で、異性に期待せず生きてきた二人に少しずつ『変化』の兆しが見え始める。また周囲の人間も、徐々に彼らの『変化』に気づき始め…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
70
互いの想いを「すり合わせ」義兄妹から恋人どうしとなった悠太と沙季。文化祭、友人真綾の誕生日会、ハロウィンと、派手なイベントでも二人は静かにでも確実に気持ちを重ねていく。そんな姿に今回も心が温かくなりました。ずっと静謐な空気感を保ったまま5巻まで積み重なってきたのですが、全く飽きがこないのは、三河さんの卓越した表現法のなせる技か。悠太と沙季の関係は変わり始めたばかりで、これからの行く末がきになるところ。続きを楽しみにしています。2022/04/28
なっぱaaua
69
義兄妹でありながら恋人の道を進む浅村君と綾瀬さん。真面目で奥手でお互いを理解しながら進む二人なので、恋の進展はとてもゆっくりです。同級生達にも二人の関係はバレつつあるし、読売先輩は見切っているけれど急展開にならない心地よさもあるよね。ポモドーロ・テクニック。短い集中と適度な休憩を繰り返す集中法は知らなかった。もうこれ以上話が進まないのではと思う展開ではありながら作者はまだまだ語るべきことがたくさん残っているという。二人の心の動きがどうなっていくか楽しみに待ちたいと思う。2022/04/27
オセロ
54
表面上は仲の良い義兄妹、裏ではそれ以上の関係となった沙季と悠太。 様々なイベントをこなしていく様子が互いの日記で語られていますが、微妙に違う解釈をしている2人が、言葉で擦り合わせて解決していくのが何とも2人らしいなと。 そんな宙ぶらりんの2人の関係を変えるハロウィンでの出来事。2人の気持ちに気付き出した友人達もいるようですし、続きが楽しみです。2022/04/25
ナギ
53
義兄妹であり、恋人である。いよいよ本格化してきた共通認識はハロウィンでのイベントで……というお話。デートに誕生日会、ハロウィンと少しずつ変化を感じつつ軟着陸した感じなので驚きはありませんでしたが、このペースでやるとどこまでも続きそうですね。まぁ甘いだけで何も出来ないのに比べれば全然進んでるとは言えますが、少し物足りないなぁと感じてしまうのは作者の別作の影響か……2022/11/27
わゆ
45
兄妹以上恋人未満となった2人の、ハロウィンまでの2週間ほどを描いた本巻。今回は前巻と対比的に2人の時間や2人きりの描写が増え、その分周りの人物との絡みは控えめになっている印象。ただその中でも少しずつ新しいキャラ同士の絡みが増えてきて、次巻以降の物語も楽しみになってくる。また、そのメインの2人の絡みが実に丁寧に描かれているのが素晴らしい。兄妹双方の視点でリフレインするように日々の出来事が綴られ、1つのイベントを2度味わえるのが楽しい。ジリジリと2人の距離が変化し、最後に描かれるシーンに胸を焦がされた。2022/05/02
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