MF comic essay<br> あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで

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MF comic essay
あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784046811080
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いじめを受けた人間は、一生その過去を背負って生きていかなければいけないのか。

入学した女子校でクラスの中心的存在であるクラスメートに声をかけられ、憧れのグループに入ることができた主人公・ユイ。楽しい予感に溢れるスタートを切った高校生活だったが、ユイを待ち受けていたのは、女子グループのなかで行われる陰湿で過酷ないじめの恐怖に怯え続ける毎日だった。
些細なことで目をつけられいじめの対象になってしまった友達。仲間たちの目が怖くてかばうこともできないまま、やがていじめの矛先は自分に向けられるようになる。からかい、無視、SNSでの悪口…色を失っていく日常。
小さな学校、小さなグループ、小さな人間関係、それが世界のすべてだった、あの頃。
かつて苦しんだ、今苦しむすべての人へ贈る物語。

高校時代に強迫神経症を発症し精神科病院に入院した日々を綴ったコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』で衝撃のデビューを果たした作者が、学生時代の呪いとそこからの解放を描く渾身のセミフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美紀ちゃん

69
これはとても深刻で悩ましい。イジメではないと言うがイジメ!女子特有の陰湿なイジメ。意地悪な陰湿な子とは、距離をとった方がいいと思うけど、下手に動くと自分が攻撃対象になってしまうから、何としたものか?悩ましい。自分は悪くないのに、女王様のご機嫌をとるために、ごめんごめんと謝ること。良くない。アホらしい。客観的に思うと、そう言えるけど、その渦の中では、それしか方法が無いのは怖い。そういうリアルがわかりやすく書いてある。田中さんがカッコ良すぎる!今、悩んでいる人に読んでほしい。生きていくためのヒントになるはず。2022/03/23

ネギっ子gen

60
題名の通り。高校生の時に自分の“内なる神様”に振り回され、精神病院に入れられるまで追い詰められたことがある作者が、自身の経験などを基に、いじめを描いたコミック。「あとがき」で、<渦中の時は私自身、本当に学校が世界のすべてだと思っていたし、目の前のことだけでいっぱいいっぱいで/一度受けた心の傷は、見えなくても、自身も周りの人も気づかないような深いところで、何年も何10年も影響を与え続けるかもしれません。場合によっては、取り返しがつかないこともあるでしょう>。だから、他者の安易な「大丈夫」に抵抗がある、と。⇒2023/05/08

香菜子(かなこ・Kanako)

21
あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで。もつお先生の著書。高校時代に強迫神経症を発症し精神科病院に入院したご経験をもつお先生のお話は胸に響く。学校生活に悩んで苦しんで学校での人間関係に悩んで苦しんでいるすべての生徒に読んでほしい一冊。学校生活や学校での人間関係に悩んで自殺するなんてとんでもない。学校生活や学校での人間関係に悩んで自殺したり精神異常になってしまうくらいなら学校なんて行かなくていい。そんな学校に行く価値なんてないから。陰湿ないじめをしている性悪最低人間にはいつか天罰が下る2022/08/15

アルカリオン

11
KindleUnlimited▼重い・・・。「Aさん抜きグループLine」「Bさん抜きグループLine」が当然のように作られていく様子が怖い▼高校時代の描写がメインだが、会社での現在の描写は「アドラー心理学」や「アサーティブネス」との関連を想起させるものだった。2024/09/04

tow

10
いじめたほうは、忘れるんだよね。それは世代が変わっても変わらないんだなぁ。アタシもいじめられてた。とにかく集団生活が苦痛で仕方なかった←他のクラスには友達がいる。難しいよねえ、学校って。読んだら自分のトラウマが掘り起こされるのを覚悟して読んだ一冊。2022/01/04

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