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出版社内容情報
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、兄妹として進展したかに見えた二人だったが、互いに秘めた想いのせいもあってか、その関係はどこかぎこちなかった。
そんな中で、三者面談、オープンキャンパス、男女混合の勉強会など、様々なイベントが訪れ、二人はそれぞれ新たな出会いを果たす。
『距離の近い異性が偶然ひとりしかいなかったから、好きになっただけ』
そんな意地の悪い命題に直面した二人は、再び自分自身の感情と向き合うことに。
未来と現在、常識と非常識、建前と本音、自分の幸せと家族の幸せ。
何を優先し、何を我慢するのが正解なのか?
悩みと出会いの果てに、悠太と沙季はある“決断”をくだす――。
内容説明
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、兄妹として進展したかに見えた二人だったが、互いに秘めた想いのせいもあってか、その関係はどこかぎこちなかった。そんな中で、三者面談、オープンキャンパス、男女混合の勉強会など、様々なイベントが訪れ、二人はそれぞれ新たな出会いを果たす。『距離の近い異性が偶然ひとりしかいなかったから、好きになっただけ』そんな意地の悪い命題に直面した二人は、再び自分自身の感情と向き合うことに。未来と現在、常識と非常識、建前と本音、自分の幸せと家族の幸せ。何を優先し、何を我慢するのが正解なのか?悩みと出会いの果てに、悠太と沙季はある“決断”をくだす―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
52
兄妹として進展していく二人だが、互いに想う気持ちは隠せぬまま……というお話。三者面談後のオープンキャンパスでのやり取りが面白かったですね。民俗学的な物は元々興味があったので、こういう部分をきちんと描けるのもすごいなぁと思いながら読みました。さて、そんな二人ですがお決まりのルートへ向かうのでしょうか?波乱があると予想してたんですが!?2022/11/26
ヒロロシ33
51
電子版で読みました 面白かった 季節は夏から秋に変わり、自分の気持ちに蓋をして遠ざけようとしていたが、最後のほうで気持ちを伝える。まだまだこれが恋愛なのか兄妹だから感じることなのか、分からないままだが少しずつ変わっていく。 教授面白すぎ(笑) 新しいことにまずはチャレンジ😆 年も変わることだし、何かを始めてみようかなぁ🎵2021/12/26
わゆ
49
互いの気持ちに蓋をし、あくまで義兄妹の関係であろうとする2人の話。2人はあくまで義兄妹であろうと、兄は新しいことや人間関係を広げようと試み、妹は今ある周囲の人達に深く目を向けていくことになる。既刊とは構成が変わり、今回は兄と妹の視点が均一なボリュームで交互に描かれる。勿論行動や結果は違うのだけれど、2人の心情変化の対比がとても面白い。兄側にも妹側にもキーキャラクターが登場したが、どちらも魅力的(新ヒロイン大好き)。回り道なようで徐々に核心に迫る2人の道程の行きつくエピローグは鳥肌。話は大きく流転していく。2022/01/04
よっち
47
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、互いに秘めた想いのせいもあって、どこかぎこちない二人の関係。悩める彼らが意地の悪い命題に直面して、再び自分自身の感情と向き合う第四弾。三者面談のスケジュール調整、沙季がオープンキャンパスで出会った教授の示唆、そしてそれぞれの新たな出会い。お互い意識しているのに距離ができてしまった二人の関係がこれからどうなってしまうのか、ドキドキしながら読みましたけど、二人が異なるアプローチから様々な人と出会い、同じ結論に辿り着いてくれた期待通りの結末は控えめにいって最高でした。2021/12/23
オセロ
42
沙季が裕太のことを兄さんと呼ぶようになって距離が出来てしまった2人。 共に自分の気持ちに蓋をして、今までより他の人との交流を増やす中で、見えてくる新たな視点と考え方。 それぞれ異なる過程を経た2人が価値観を改めて擦り合わせた答えが同じというのは何ともエモいものでしたが、それは同時に危険と隣り合わせのもので。とはいえすれ違いを経て生まれた2人ならではの関係を今は大切にして欲しいですね。2021/12/26
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