出版社内容情報
「突然周りから無視されるようになった」、「同棲する伯父から虐待を受けていた」、「自分がゲイだと言い出せなかった」――。
今の10代は何に傷つき、何を乗り越え、何を伝えたいのか。
著者がSNSで募集した、フォロワーさんの10代の時のつらかった時期を乗り越えた体験談の数々。
「自分も同じ経験をしました」、「私だったら別の方法をとったと思う」など読者から様々な意見が届いています。
彼らの体験談を読んであなたは何を感じますか? 綺麗事ではすまない10代のリアルがここにはある。
内容説明
「突然周りから無視されるようになった」、「同居する伯父から虐待を受けていた」、「自分がゲイだと言い出せなかった」―。著者がSNSで募集したフォロワーさんの10代の時のつらかった時期を乗り越えた体験談の数々を漫画としてまとめました。彼らの体験談を読んであなたは何を感じますか?
目次
友達から無視された話
ゲイであることを悩んでいた話
いじめの加害者から被害者になった話
先生との恋愛の話
両親が不仲だった話
耳が聴こえなくなった話
伯父から虐待を受けていた話
実の親に会いに行こうとした話
つらい時に支えてくれた友達の話
美術の先生との話
校則に反対する話
学校ではしゃべることができなかった話
著者等紹介
しろやぎ秋吾[シロヤギシュウゴ]
愛媛県出身の漫画家・イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
40
校則に反対して、先生と恋をして、友達から無視され、いじめる方からいじめられる方に代わる。家へ帰れば親はけんか、叔父からは虐待され、実の親に会いに行こうとする。同性愛者と気づき、学校ではしゃべれなくなり、耳が聴こえなくなる。大好きな絵を教えてくれた先生が亡くなり、支えてくれたのは友達。…小学4年から大学2年の頃。巣立ち前の10代。人知れぬ悩み。見えない景色、拓けない道。模索しながら乗り越える。あっという間に過ぎ去る。振り返って思い起こす。つらかったことも糧になっている。そして今がある。生きている。2025/08/25
たまきら
38
読み友さんの感想から。本を読むって結構エネルギーがいる…そんな言葉に先日出会い、活字中毒の自分はびっくりしたんですが、その言葉のおかげでこういう淡々とした表現で重いことを短くまとめることが、当事者の人にはもしかしたら大切なのかもなあ…と気づくことが出来ました。いま、娘が真剣に読んでいます。2021/11/12
ふじ
17
コミックエッセイであっという間に読めるけれど、中身は濃い。心にくる内容もしばしば。普通なんてない。みんなそれなりに何かある。青春なんて言うけど、みんな諸々むき出しな分、トラブルが生死を問うしんどいに直結するのが10代だなと懐かしく思う。2021/11/10
ひめぴょん
16
どんな年代の悩みも後にして思えばというところはある。ただ、思春期は子どもでもなく、大人でもない。そして、視野狭窄に陥りがち。誰かに相談することでちょっとラクになることはある。そんな話が描かれている。 勇気を出して親を頼ることで適切な対応をしてもらった友達から無視の話。 人を悲しませるとか思ったことはない。自分が死んだときの誰かの哀しみよりも、自分ははるかに辛い思いをしていると思ったというゲイであることの悩み。 正解や正義は視点で変わるということで納得できた校則の話。 2024/12/12
ゆうちぃ
7
誰かに頼っていい。サインを出して勇気を出して、駄目ならその環境から逃げても良いのだ。2024/03/12