出版社内容情報
三上山の大百足との激闘で名高い武人、藤原秀郷(通称・俵藤太)の邸に、「盗らずの盗人」の魔手が迫る--。曲者・蘆屋道満は蠢動し、安倍晴明と源博雅に新たな役目が……! 物語がさらにスケールを増す第二巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金目
11
藤原秀郷つっよ。伊藤勢のバトル描写がすさまじくて、これだけで映像化してほしいレベル。京中の変事は続き、核心はまだ見えない。芦屋道満は情報提供に来たのか酒たかりに来たのかwぶぶ漬け勧められてそのまま食べる博正無敵過ぎ。笛の聞き上手褒められてちょっと喜んだり拗ねたりする晴明がなんか可愛い。設定だけちろっと語られた八百比丘尼出ないかしら、面白そう2022/01/22
じょり
11
俵藤太のアクションシーンかっこいい。歳を召されていてもかっこいいとは。あとがきも本編な気がして結構楽しみ。2021/09/30
コリエル
5
俵藤太の若かりし日の英雄譚が語られ、いよいよこの巻からは本格的に安倍晴明が活躍することになる。藤太の名刀を狙った賊や、貞盛に呪を掛けた相手など、未だ収束しない伏線たちがどう束ねられるのか。おまけページに描かれた八百比丘尼、晴明たちと絡んだら面白そうだけどなあ。2021/08/05
よよよ
5
おんもしれー。原作の瀧夜叉姫を読んだかどうか正直おぼえてない(シリーズ長いので……)、他でのコミカライズはだいぶ前に岡野玲子版だけ。伊藤勢先生の描き方やっぱり好きだなぁ、荒野に獣~で惚れたけど今回もまたなかなか。絵が美しいのは当然、話や会話の運び方に味があるし、コマの細部の遊び心がやばい。座って語ってるだけのシーンで猫又がゴロゴロ歌ってたりして、ついそこを見るためにページを戻るw 今後も楽しみ。2021/08/03
5〇5
4
平安時代を舞台に呪詛と妖魔が織りなす物語の第2弾だ。京を騒がす怪異の一つ「盗らずの盗人」が、俵藤太の邸に迫った。20年前、琵琶湖で大百足を退治した際に授けられた刀が狙われたのか。さらに「平貞盛の瘡」では、蘆屋道満に代わり晴明が解呪に挑む。新たな変事も発生し、ストーリーは一層緊迫感を増す。緊張と緩和が巧みに描かれたスタイリッシュな作画に引き込まれた。続編が気になる。😃2025/05/12