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出版社内容情報
新たなメーカーにて二つの企画を再始動させた恭也たち、元第13開発部メンバー。だが、それを由としない茉平陣営が動き出し――。いま、ここからもう一度始める青春やり直しストーリー、第3弾!
著者等紹介
木緒なち[キオナチ]
作家兼グラフィックデザイナー兼V Tuber(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
39
茉平常務の策略を掻い潜るため、新たなゲームメーカーにて二つの企画を再始動させた恭也たち元第13開発部。一癖ある社長・伊知川の下で企画の立て直しから始める第三弾。プラチナ世代も集結して少しずつ着実に企画を進めていく恭也たちの懸念。それを良しとするはずもない茉平、そしても動き出すサクシードソフト陣営。これでいいのか、どうすべきなのか苦悩しながら進めた先にあったものはほろ苦かったですけど、それでも諦めない恭也に皆が触発されてゆく結末と思い切ったそのリスタートにはぐっと来るものがありましたね。本編も期待してます。2021/04/23
ナギ
29
外伝完結。何度失敗してもやり直す。仲間はいる!という感じが熱いです。しかし、本編のための外伝という感じですので最終的にはそうなるよねという結末。β単体で評価できるものではなく、あくまで本編の為の外伝ですかね。2022/02/08
わたー
27
★★★★★橋場がやり直しをしなかった世界線を描くスピンオフ完結。スピンオフと言いつつ、本編とのリンクが強い作品だっただけに、もっと彼らのゲーム制作を見ていたかった。クリエイターを使い潰そうとする茉平常務の魔の手から逃れ、新天地での再起を図る橋場たち。しかし、常務の執拗なまでの報復が彼らを襲う。企業倫理などクソくらえな行動には正直ドン引き。α世界線での彼を見ただけに尚更。それはさておき、河瀬川スキーには堪らないラスト。β世界線のVer.2.0を刊行してくれても構わないのですよ。2021/06/03
げんごろう
24
スピンオフ完結。 プナチナ世代が集結しての展開にワクワクさせられると共に仕事としてのモノづくりの大変さを再認識させられました。 本作ではタイムリープしなかった未来を知る事ができたので、それがどう変化していくのか。ヒロイン争い含め本編が楽しみですね。 2021/05/11
オセロ
24
本編と強くリンクした恭也がタイムスリップしなかったifストーリー堂々完結。最終巻だからといって全てが上手くいくようなご都合主義な展開ではなく、上手くいかない展開の方が多く、その中で描かれる恭矢の物作りに対する熱意には心打たれました。そんな恭也に触発された彼らの幸せの予感がするリスタートにはグッとくるものがありましたね。本編の続きも楽しみです。2021/04/27