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内容説明
高畑勲・宮崎駿両監督と共に、数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫。商業的な成功と作品の質の高さを両立させ、スタジオの経営までをも担ってきた彼の幅広い活動は、いまや映画業界に留まらない。ふつうのプロデューサーとはひと味も二味も違うと言われるのはいったいなぜなのか!?鈴木敏夫の過去、現在、そして未来をめぐる、彼のすべてが凝縮された1冊。
目次
1章 編集者からプロデューサーへ(年譜 徳間書店時代(1972~1990年)
「アニメージュ」の時代の鈴木敏夫(文・〓橋望) ほか)
2章 鈴木敏夫とジブリ映画(年譜 スタジオジブリ以降(1984~2019年)
プロデューサーの仕事 ほか)
3章 遊びと好奇心から生まれる仕事(書;ジブリ関連イベントや展覧会に寄せた題字 ほか)
4章 鈴木敏夫のルーツ(人生の師は映画だった。(文・鈴木敏夫)
年譜 幼少~学生時代(1948~1972年) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
ジブリのプロデューサー鈴木敏夫の軌跡。印象度A 図鑑サイズのでかく分厚い本で、1冊まるごと鈴木敏夫。アニメージュ編集長時代から、ジブリ設立以降の仕事を網羅し、当時の証言の他、当時の直筆の資料などがオールカラーで掲載されている。鈴木の仕事は映画をヒットさせることだが、「当たる確率」を極限まで上げるためにありとあらゆるすべての手を打っていることが知れた。にしてもジブリは特殊な会社で、なおかつ「特殊なプロデューサー」なのだと思った2021/07/16
にしがき
16
👍👍👍 ジブリの本かな、と思って読み始めてしまいました。ごめんなさい。ちゃんとタイトルに書いてあった。all about Toshio Suzuki と。鈴木敏夫の幼少期含めたこれまでの人生や、影響を受けた本や映画などなど。まさにall about 。本人の手による資料も豊富。もちろん、ジブリ関係の記載も多く、宮崎、高畑両監督にもたくさん触れられている、個人的に面白く読んだのは、プロデューサーの仕事について。関係者の語りや工程管理表等の資料から、その仕事のやり方が分かる。仕事本としても読める本。2022/01/23
midorino
9
宮崎駿や高畑勲はすごい人だけど、鈴木敏夫がいなかったらこれだけの映画が作れたんだろうか。仕事や人にかける熱意の量がものすごい。周りの人を動かす天才なんだろう。味のある字とイラストも楽しめた。2021/03/04
文太
6
非常に素晴らしい1冊。タイトルの通り本書で鈴木敏夫氏のすべてがわかると言っても過言ではない。貴重な証言の他、当時の直筆の資料などがオールカラーで掲載されている。それだけでもこの本を読む価値がある。宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫。この三人が奇跡的に出会い、スタジオジブリが作られたことに感謝。2021/03/18
やまねっと
5
図書館本で借りて読みました。これ本当にALL鈴木敏夫でプロデューサーという肩書きを持っている人なら絶対読まないといけないと思いました。4200円するので、容易に手が出なかったのだが、図書館で借りて得したと思ったけど、これは手元に置いておきたいなと思いました。財布と相談して買うか決めたいと思います。 鈴木敏夫という男を余す事なく載っかってる本です。本を通じただけなのにすごい男だと思える本でした。お勧めです。2021/03/28